受験生と伴走㉑ 覚える力が付いてきたら・・・
受験生と伴走㉑ 覚える力が付いてきたら・・・

勉強は順調に進んでいますか?定期テストやモチベーションの維持など、色々とメンテナンスしながら進めていかなければなりません。勉強時間だけでなく、セルフマネジメントの時間も大切にしてくださいね。

さて、暗記系にきちんと取り組んでいれば、英単語や古文単語など、かなりものになってきたのではないでしょうか?

暗記系の勉強の効果は単語を覚えられるだけではありません。覚える力が強くなっていくので、色々なジャンルの勉強にも役立ってきます。一段階レベルアップさせるためには、覚える力が付いてきたときに、再度覚えることについて確認しておきたいと思います。
暗記物をきちんと繰り返していますか?
暗記物が覚えられていないという人は、元々の覚え方が悪かった可能性もありますが、多くの人は、繰り返しが足りない状況です。
繰り返しとは覚えることを繰り返すというよりも、引き出し回数を重ねると言うことです。5分50個テストをきちんと行っていますか?面倒になってやっていないということはありませんか?短時間で負荷をかけて記憶を再生する作業は必要です。慣れてきて負荷がかからないのであれば、30秒ほど制限時間を短縮して取り組んでみましょう。
そうしているうちに、全範囲から50個拾っても出てくるようになります。順に出てくるだけでなく、ランダムでも出てくるようにしておきましょう。
覚えられた数よりも覚える力がついてきたら正解
5分50個テストではまだ出来ないところがあるという状態の人でも、覚える力が付いてきている人は成果があると言えるでしょう。覚える力は鍛えることで伸びていきます。覚える力はそれまでの過ごし方によって異なります。5分50個テストも数回でクリアできるようになる人もいれば、なかなかクリアできない場合もあるでしょう。
そのような人でも大丈夫です。覚えることを繰り返しているうちに、攻略できるようになります。そのためには確実に覚えることを繰り返すしかありません。諦めずにやり続けていると伸びていくものです。
覚える力が上がってくると、単語を覚える以外にも、歴史の用語がすぐに覚えられたり、授業で聞いた内容をすぐに覚えられたりとメリットが出てきます。家で復習する時間も短縮されてきますので、今まで以上にこなすことができるようになります。知識だけではなく相乗効果を狙いましょう。
引き出すことも忘れずに
覚える力が付いてくると、引き出すことを忘れがちになります。頭の中で再生できるので、それで満足してしまうのです。しかし、試験では実際に書いたり、選択したりと引き出す力が必要になります。そのため、引き出す練習をしっかりと積んでおかないと、いざという時に出てきません。
また、初期の頃に比べると、短時間で知識を引き出せるようになっているので、最初と同じ条件でやっていては練習になりません。5分50個テストは初期段階の目標です。3分50個テストになっていくべきなのです。今までの中の最高タイムは2分28秒です。50個をそのタイムで引き出せるってすごいですよね。100個やっても5分です。
永遠に書き続けることが出来ないので、途中に休憩を挟むとしても、英単語1500個引き出すのに75分です。週に1回どこかで思い出す時間を取れば、ずっと維持することも難しくなくなります。
さいごに
覚える力が付いてきたら、今までよりも負荷を増やして、より短時間に覚えられるようにしましょう。さらに、引き出せるようにしておくと、試験でも十分に使える力になってきます。
基本的な知識が身についてきたら、今度は演習に入っていけます。夏休みからは演習に入られるようにしておきましょう。それくらいのペースで順当です。遅くなればなるほど、どこかで無理しないと取り戻せなくなるので、今のうちに対策を立てておきましょう!