受験生と伴走④ 覚える系はペースを決めて取り組む




受験生と伴走④ 覚える系はペースを決めて取り組む

 

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マジマナ

受験生と伴走第四弾です。2月も2週目が終わろうとしています。これまでの取り組みで、勉強することが決まってスタートを切れていますか?目標を決めて、そこから逆算してやるべきことに取り組んでいきましょうね。

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マジマナ

さて、勉強する中に、暗記系がどうしてもあると思います。こればかりは避けて通れません。英単語、イディオム、現代文単語、古文単語、社会、理科の用語など。山積みですね。

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マジマナ

たくさんありますが、量を決めてこなしていくしかありません。ペース配分ですね。1日にどれくらい覚えていって繰り返すのかということになります。今回はその話をしていきましょう。

 

覚えるペースの目安は1ヶ月

どれくらいの量を覚えていけばいいのかわからないという人がいるでしょう。ゆっくり覚えていけばいいと考えている人もいるかもしれません。でも、人間の脳の仕組みを利用して覚えないと、何度覚えても忘れてしまって時間をロスしてしまいます。

 

いろいろな覚え方がありますが、まず人間の脳は何度も繰り返し出てきたものを覚えます。1度出てきてしばらく出ないものは記憶の奥の方にやるか消し去ります。これは、昔の感覚が人間の脳に残っているからです。元々「覚える」というのは「生命維持に関わる」機能です。危険なことに遭遇すると、そのことを覚えて回避しようとします。なので、死にかけた体験とか急に襲いかかられた経験があると、その場所がダメになったり、近づけなくなったりします。なので、脳に「命に関わるぞ」と知らせると覚えてくれるのです。

 

しかし、暗記物が「命に関わるぞ」というのは難しいですよね。そこで次の段階を利用します。「接触回数」です。脳は何度も繰り返し出会ったものを覚えていきます。だから、暗記したい事柄を何度も脳に見せつけてやるといいのです。

 

脳は1回覚えたものでも、その日のうちにすぐに忘れます。なので、覚えた時点から1日後にもう一回覚え直します。そうするともう少し記憶に残りますが、また忘れてしまうので、その翌日にも見直しましょう。これで三回です。三回接触させるとそれなりに残ります。理想を言えば、1週間後と1ヶ月後に再び覚え直すと非常に定着しやすくなります。(2週間で3回触れると効果があると言われます)

 

そして、注意事項があります。覚えてから1ヶ月経つと、記憶から大分消えてしまうので、1ヶ月のうちには復習したいところです。

 

ということで、覚えるペースはマックス1ヶ月を目安に覚えていきたいのです。

 



英単語を例に計算してみよう

では、最も通る人が多い英単語で考えてみましょう。単語帳によって語数が違いますが、大体1500語くらいを覚えると対応できるようになると言われます。単純に1500語÷30日とすれば、1日あたり50個になります。つまり、基本となる語数は1日50個です。

 

さて、皆さんが英単語を覚える時、どれくらいのペースで覚えればいいと考えましたか?「1日10個で受験まで1年と考えれば、10個×365日で3650個覚えられる」なんていう甘い計画を立てていませんでしたか?確かに覚えたら忘れないのであれば、それは可能ですが、1500個をやろうとしたら、最初に覚えたものは半年後になりますね。半年前に覚えたことなんて覚えいてますか?何を覚えたかすら怪しくなるんじゃないでしょうか?忘れることも計算に入れないといけないのです。

 

他にも古文単語であれば、500語くらいですので、30日で割ったら微々たるものです。1日あたり約17個。これなら余裕な気がしますよね。

 



実際のペースを考える

私が受験生を指導するときは、英単語は1日50個といいます。上記の計算からはじき出します。そして、3周は繰り返してもらうので、3ヶ月掛かります。他の覚えることもありますので、受験勉強を開始したときは、ほとんど覚えることに費やしてもらいます。暗記を受験勉強でやって、学校の授業で演習をするという形をとります。

 

古文単語も1日50個です。これでやれば10日で1周です。一ヶ月で3周できるので、基礎力はこれで完成します。古文の方が圧倒的に早いスピードで進められるのです。

 

他の覚えるものもの基本的には50個を中心に一ヶ月で1周できる範囲に収めていきます。それくらいのペースで回してもらいます。ただし、この方法は、「1周目がきつい」という大きなデメリットがあります。

 

暗記が元々得意な人は苦労しないかもしれませんが、暗記もトレーニング次第でできるようになっていきます。今暗記が苦手だという人は、これまでに暗記することを避けてきている可能性が高いのです。例えば一度見たら覚えたという経験のある人です。しかし、大学受験の知識は一度見たら覚えられる量ではありません。どうしても暗記する必要があるのです。

 

そうすると、暗記に慣れていない状態で暗記を始めると時間がかかります。苦痛を伴うので、長時間するのがきついのです。例えば、英単語を50個覚えるのにどれだけの時間がかかるでしょうか?単語帳を50個単位で区切っていけば、その中に当然知っているものもあるはずなので、50個より少なくなるでしょう。その量にもよりますが、1時間以上はかかるのではないでしょうか?私が受験勉強を始めた頃、暗記が苦手だったので、苦戦しました。英単語を覚えるのに1時間かけていました。他にも英熟語、英文法を理解してからノート暗記と勉強の大半を暗記に費やしました。

 

あの頃のことを思い出すととても辛かったです。来る日も来る日も覚えるのです。1ヶ月くらいは苦痛の中で生きていました。しかしそれを通り越すと、面白いくらい分かるようになるのです。

 

大きな苦痛はありますが、1ヶ月耐え抜くと世界が大きく変わります。知識がある状態で、学校の勉強や問題集を見ると全然違って見えるのです。そのことを経験するための1カ月。まずは頑張ってみましょう。

 



覚え方とチェックの仕方

続いて覚え方とチェックの仕方についてもお話ししておきましょう。

 

覚えるときは、細かく分割して覚えると頭に入りやすくなります。一気に50個全部を覚えようとすると、混乱します。例えばですが、11桁の番号を覚えることができますか?なかなか難しいと思います。人間は6つか7つを超えると途端に覚えらえる人が少なくなります。でも、私たちは生活の中で、11桁の番号を無意識に覚えているのです。

 

あなたのスマホの電話番号は何番ですか?

 

これって大体の人は答えられますよね?3桁―4桁―4桁になっているので、覚えられるのです。そうです。覚えるときは細かく分けると覚えられるのです。郵便番号もその理論で覚えやすくなっています。

 

3つか4つに区切って覚えましょう。50個覚えるときも、3つ覚えたら、覚えているかテストします。そしてまた3つ覚えたら、またテストします。その時に少し変化を加えます。はじめに1〜3の単語を覚えたとします。そしてテスト。次に4〜6の単語を覚えます。そしてテストするときは、1〜6の単語をテストしてください。つまり、確認のテストは常に1から行うのです。そうすることで前半の単語の復習量は驚異的な量になります。しかも、何度もやるのでスピードが上がります。

 

ちなみに、私のやり方は5分50個テストです。1個あたり6秒しか時間がありません。数が増えていけば6の倍数で考えればいいので簡単ですよね。1時間程度で最後までたどり着きます。そして最後の50個テストは8割が合格です。大体多く繰り返していますので、一発クリアできます。

 

覚えてからチェックするときの方法ですが、最初は「英単語」→「日本語」の順番でいいでしょう。だから、日本語だけを書き出していく形ですね。素早くやっていきます。

 

1日目の50個が終わったら2日目は51〜100になります。その際に、1日目の分を目でいいので、覚えているかチェックして下さい。これをしていると一カ月後の覚え直しが楽になります。3日目くらいまで続けておくといいでしょう。

 

この方法で覚えていくと、1周目はきついのですが、2周目は15分くらいで50個クリアできます。3周目は100個で復習していくことも可能になりますので、どんどんと回していけます。3周は最低限です。時間があればもっとやってください。3周目以降は覚える情報を増やします。

 

1周目の時は、英単語1つにつき、1つの日本語が書けたらよしとします。2周目も同じでいいでしょう。まずは1対1の関係でとっかかりを作ります。それができたら、次からは2つ目3つ目と情報を追加していくようにしましょう。そうすることで、文章の中でどの意味が使われているのか区別する練習ができるようになります。

 

ということで、覚える時は細分化して覚えていき、チェックは1から行います。そして50個5分で80%出来たら合格です。1日後2日後くらいまでは軽く復習をしておくと1カ月後の定着率が上がります。2周目から15分程度で出来るようになり、3周目からは意味をプラスしてやっていけるようになります。こうして、どんどん回して頭に入れていくことができれば、暗記系はバッチリです。

 



さいごに

今回は暗記ものはペースを決めて取り組むことについて書きました。1周目が本当に辛いのですが、そこを耐えて乗り越えられると一気に強くなります。基礎体力づくりって大変ですよね。でもそれが完成すれば、いろいろなスポーツの練習ができるようになるのと同じです。

 

最初から全教科の暗記物を一気にやると頭がパンクします。最初は英語と古文から始めて、1カ月後には両方とも大分楽になるので、英熟語や理科、社会の用語を足していく、という感じでいいと思います。

 

私は高2の1月から暗記系を取り入れていきましたので、4月には大分楽になっていましたし、高3の授業が一気に楽になりました。そして、定期テスト範囲をどんどんカバーする形で勉強していったので、定期テスト対策も高3の時はしたことがありません。そのまま受けて9割取れていました。

 

勉強は作戦を立てて実行していくと非常に楽になります。最初だけちょっとしんどいので、そこだけを頑張って乗り越えていきましょう!

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