受験生と伴走㊹ センター試験過去問は何年分?




受験生と伴走㊹ センター試験過去問は何年分?

 

majime
マジマナ

センター試験の過去問に取り組んでいますか?

 

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マジマナ

最初はあっという間に終わりそうな気がするセンター試験の過去問ですが、意外と時間が掛かります。

 

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マジマナ

現役生の皆さんはこの時期にどれくらい取り組んでいたらいいと思いますか?今回はそのことについて考えて行きましょう。

 

 

センター過去問は○年分!

センター試験の過去問ですが、絶対的に言えるのは数が多いほど良いということです。1年より3年、3年より5年なのは当然です。ただし、20年分やる必要は無いと思います。部分的な使い方で20年分あった方が良い場合がありますが、現実的な数字ではないでしょう。

 

現役生の場合、3年から5年くらいが妥当と言えるでしょう。1,2年分では少なすぎます。直近の形式と変わらない可能性は高いですが、時間配分や解き方の癖など色々と掴んでおきたいことが掴めないままで終わってしまいます。そこで、少なくとも3年はやっておいた方が良いでしょう。理想は5年分です。

 

5年分というのは意外と時間が掛かります。12月から取り組んだ人だと、結構急ぎ足で解かないといけないことになるでしょう。全教科の解く時間は相当なものです。学校に行きながらその時間を確保するのはなかなか大変です。

 

それ以外にも復習する時間が必要です。復習しないと過去問演習は意味がありません。出来なかった問題はもちろんのこと、派生問題まで把握していこうと思うとかなりの時間が掛かります。

 

ということで、最低でも3年、理想は5年と思っておいてください。

 



センター試験の過去問だけでセンターを迎える危険性

センター試験の過去問は5年分解くとして、センター試験本番までセンター過去問だけを解いていていいのでしょうか?答えはNOです。

 

センター試験の問題形式に慣れることは大切ですが、問題演習としては記述問題もきちんと解いておいたほうがよいのです。

 

特に、国語に関しては、マーク式ばかり解いていると成績が下がります。選択肢を頼りに読む癖が付いてしまいますので、二次試験に国語がある人はかなり危険な解き方になってしまいます。

 

国語の記述問題を解く場合、設問がヒントになりますが、選択肢が無いために正しく読めているかどうかは分かりません。その中で解答要素を本文からきちんと拾う必要があります。しかも解答要素に必要な数は分かりません。また、センター形式と違って傍線部の近くにあるとは限らないのです。

 

数学の場合も、誘導形式をとるセンター試験は解き方のミスがありません。流れに沿って計算をすれば答えが出てきます。むしろ、最後までたどり着くようになっていますから、答えが出ていると言っても過言ではありません。しかし、国公立二次試験タイプだと、設問が数行なのに、解答用紙は広い空白の部分があることが多いです。式変形や途中式も全て自分で考えることになるので、センター試験の過去問ばかりやっていると大変なことになります。

 



センター試験の過去問をやりつつも、たまに記述式を

センター試験だけの教科はセンター試験だけの対策で大丈夫だと思います。しかし、二次試験のある教科は記述問題もしっかりとやっておきましょう。あくまでもセンター試験過去問は形式に慣れることが必要です。

 

二次試験にある教科のセンター過去問をやらなくても大丈夫と思う人がいます。理系の人に多い印象があります。特に数学です。二次試験レベルの問題が解けたらセンターなんて簡単だ!という発想ですね。しかし、センター試験は独自の誘導形式のため、二次試験で必要な解き方を使うとは限らないのです。数学の問題の解き方は一つではありません。解答に別解が載っていることがありますよね。それと同じように別解の解き方まで分からないとダメなのです。センター試験はセンター試験なりの癖がありますので、過去問をやって対応できるようにしておきましょう。

 




 

さいごに

センター試験の過去問はある程度の年数しか出来ないと思います。数は少ないですが、形式に慣れるために必要でしょう。国数英に関しては、センター試験だけの勉強をすると、能力が下がる可能性がありますから、必ず記述式の問題にも取り組んでおきましょう。

 

現役生は時間との勝負になると思いますが、最後の最後まで伸び続けるのが現役生です。浪人生は逃げ切りの勝負、現役生は追い上げの勝負と言われます。

 

残り時間が少なくなってきましたが、しっかりと勉強を進めていきましょうね。

 

 

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