受験生と伴走52 苦手をつぶす+得意を伸ばす
受験生と伴走52 苦手をつぶす+得意を伸ばす

国公立の過去問に取り組む時期になると、苦手な部分と得意な部分がはっきりとしてくるのではないでしょうか?

苦手な部分は出来るようにしないといけません。得意な部分は点数が確実に取れるようにしないといけません。今回はその明確な区別をしておきましょう。
苦手をつぶす
国語が得意、数学が得意といっても、全てが出来るわけではなく、その中で苦手だなと思う分野があると思います。他の人からすると出来るように見えても、自分の中で苦手としている部分です。
この部分はしっかりと処置しておかないと、本番に出る確率が上がります。不思議なもので、嫌だなーって思っていると出てくるものです。そのため、解けるようになるまで練習しておく必要があります。
集中特化でやってしまいましょう。その分野の問題だけをできるだけ多く取り組むのです。形式など気にせず、取り組めるだけ取り組んでみてください。
大体において、苦手な部分というのは練習量が少ない傾向にあります。これは知らず知らずのうちに避けてきていることから生じる部分があります。意識して取り組まないとその差を埋めることが出来ません。
しっかりと対策をしておけば、この部分が出ても苦手意識によるプレッシャーを感じません。むしろ、十分対策したから大丈夫と自信につながるでしょう。まずはこの苦手をなくしましょう。
得意を伸ばす
それぞれの教科の中で得意な部分があると思います。その部分を高めることを指します。
では、どれくらいにすればいいのか。
それは、そこの解説を書けるくらいになりましょう。問題を見て、「この問題は○○という知識を使って、こういう風に考えれば解答が導けます」という風に言えるようにしましょう。
数学などでは計算をしてみて分かるという段階がありますが、得意な部分は計算する前から、この問題の解き方はこれを使うと気づける状態にすることです。この状態になると、細かな計算は省いて、全ての公式を高速で確認することが出来ます。その上で、どの公式を使って解いていくかを考えていけます。二次試験の数学では、一つの公式で解ける問題は少なく、複合的な力が求められます。
間違っても、「○○に負けないくらいできる」という基準はやめましょう。その人がたまたまその部分が苦手なだけかもしれません。しかし、そこだけをみて、勝ったから私は得意だと思い込むのは危ないですからね。揺るがない基準を設定することが大切です。
得意な部分が本番で出てきたらしめたものです。解説を書いている気持ちで、満点解答をたたき出してやりましょう!
さいごに
得意や苦手は人によって異なります。またそう感じる程度も変わります。センターで8割を取れたら得意教科という人もいれば、8割程度では苦手教科だと言う人もいます。友達と競っているとやる気が出るかもしれませんが、出来るかどうかは他の基準で見ないといけません。友達といえど、色々な人間がいますので、どこまで競えるか不明です。
最後の山場です。気を抜かず出来ることを精一杯やってみましょう!