自己推薦文の書き書 1 構成を押さえよう

自己推薦文の書き書 1 構成を押さえよう

 

majime
マジマナ

自己推薦書の基本を押さえたら、次は構成を押さえていきましょう。

 

※この記事は2022年12月23日にリライトしました。

 

A志望理由書が別にある場合

 

志望理由書が別にある場合は、志望理由を省いて考えます自分が大学の求める学生像に合致していて、大学にとって有益ですよ」とアピールする内容を書くことになります。

 

ということで、まずは自己推薦書の条件を確認してください。何もない場合はよいですが、「これまでの活動を中心に」や「主体性・協働性についてわかるように」といった条件が付いている場合があります

 

次に、大学の学部・学科が求めている学生像について確認してください。「学生像」という言葉がない場合は、大学の「アドミッションポリシー」を調べましょう。大学がどのような学生を育てたいのか、どういうミッションを持って教育を行っているのかがわかります。

 

最後に、どのような学び・研究を行い、将来どのようになりたいかという内容を考えてください。大学を卒業後どのようになりたいかというのは、大まかな内容しか答えられない人も多いと思います。こちらは大学生活の中で変わる可能性も高く、おおまかな展望で構いません。

 

しかし、大学での学び・研究については具体的に書けるようにしておきましょう。自分が何について興味を持っていて、どのような手法で学んだり研究したりしていく予定なのかを書く必要があります。

 

大学は高校までと違って「主体的に学ぶ」姿勢が強く求められます。高校までと同じで定期考査もありますが、レポートだけという講義もあります。レポートは自分で調べてまとめる力が必要になります。決まった答えがあるものではないので、主体的に行動することが求められます。そのため、自己推薦書の段階でも、主体的に考え、学んでいける姿勢を示しておく必要があります。

 

以上より、

 

①自己推薦書の条件

②大学が求める学生像

③将来の展望(大学での学び・研究と卒業後)

 

これらに関連させながら、自分を推薦する文章を書いていくことになります。

 



B 志望理由書が別に用意されていない場合

志望理由書が別に用意されておらず、自己推薦書だけの場合は、志望理由も落とし込む必要があります。その場合、志望するようになったエピソードと自己推薦をうまく融合させる必要があるので、少し難易度が上がります。

 

まずは、Aの時と同じで、「条件」を確認してください。メインで書いて欲しいことが条件となっている場合があります。

 

次に、志望理由の部分です。メインではないので、志望理由書のようにたくさんは書けませんが、簡潔に伝わるように書く必要があります。

 

1 学部学科に関わる内容に興味を持ったきっかけ

2 そこからどのような行動を取り、学び、深めたいと思ったのか(※注意)

3 なぜ、志望する大学・学部・学科でないといけないのか

 

これらの点を押さえられるように書いていきましょう。

 

最後に自己推薦に当たる部分です。先ほどの志望理由の流れで、「2」のところに注意と付しましたが、ここに自己推薦につながるエピソードをしのばせてください。どのような行動を取ったかという部分を「主体的に行った」とわかるように書きます。

 

学校で習う内容は、基本的に授業が進み、それを学ぶ形式なので「受身」です。そうではなく、自分自身で課題を設定したり、疑問に思ったことを進んで調べまとめたりしていくというような活動です。これは指示されたものではありませんし、試行錯誤を繰り返して学んでいく「主体的」な学びです。大学が求める学生像には大方「主体的に学ぶ態度」が求められています。

 

あとは、「A志望理由書が別にある場合」と同じ内容が必要になるので、以下のような形になります。

 

0 条件を確認する

1 学部学科に関わる内容に興味を持ったきっかけ

2 そこからどのような行動を取り、学び、深めたいと思ったのか。(※行動については主体的に取り組んできたことが分かる内容にしておく)

3 大学が求める学生像(2と合体してもOK)

4 なぜ、志望する大学・学部・学科でないといけないのか

5 将来の展望(大学での学び・研究と卒業後)

 

志望理由書がない場合は、800字程度のボリュームが求められると思いますので、これくらいの項目がいるでしょう。ただし、書きたい内容とアピールできる内容にずれが生じることがあります。自分のプッシュしたいエピソードばかりを書いてしまって、「自己紹介文」に陥ってしまわないように気をつけてください。

 



まとめ

以上の書き方をまとめると、

 

A 志望理由書が別にある場合

①自己推薦書の条件

②大学が求める学生像

③将来の展望(大学での学び・研究と卒業後)

 

B 志望理由書が別にない場合

0 条件を確認する

1 学部学科に関わる内容に興味を持ったきっかけ

2 そこからどのような行動を取り、学び、深めたいと思ったのか。(※行動については主体的に取り組んできたことが分かる内容にしておく)

3 大学が求める学生像(2と合体してもOK)

4 なぜ、志望する大学・学部・学科でないといけないのか

5 将来の展望(大学での学び・研究と卒業後)

 

 

このような構成を意識して書くようにすると、自己推薦書の形で書くことができます。

 

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