公立学校でもできるオンライン授業の3つの方法③
公立学校でもできるオンライン授業の3つの方法③
一つ目の方法はこちら!
二つ目の方法はこちら!
方法③ 書画カメラを使った作成方法
この方法も機材によります。
用意するモノ
①書画カメラ(パソコンとの接続が出来るもの)
②画面キャプチャーソフト
③マイク
④ライト
⑤教材
⑥動画編集ソフト
①学校に書画カメラがあることが多いと思います。ただし、ものすごく大きくて重いので、少々セッティングが大変かもしれません。また、パソコンと接続できるものではなりません。いつの時代のか分からないような古い書画カメラではダメです。
②書画カメラの映像をパソコンの画面上に映したとして、今度はそれを撮るソフトが必要です。こちらは無料の画面キャプチャーソフトがありますので、そちらを使っても良いでしょう。仮想デスクトップの場合は、管理者権限がないとソフトを入れられない場合があるので、気をつけてください。
③書画カメラにマイク機能がついていれば必要ありません。
④手元が暗いと見えなくなってしまいますので、デスクライトなどで代用してください。
⑤書画カメラに映る範囲の教材が必要です。画面で見える大きさの文字にしようとすると、B5サイズを二つ折りにしたサイズくらいがちょうど良いです。画面は横長なのにも注意してください。
⑥動画編集ソフトが必要です。ビデオカメラと同じく切り貼りをする必要があります。画面キャプチャーソフトによっては、音声を同時録音できない場合があり、その場合は、後で音声と合成する必要があります。
音声も同時録画できる無料ソフト
BB Flash Back Express
https://www.flashbackrecorder.com/ja/express/
書画カメラ動画のメリット
メリットを書いておきましょう。
①手元が大きいので、どこを指しているかが分かりやすい。
②ノートが取りやすい
③モノによってはお手軽
①これが一番のメリットです。ノート感覚なので、どこを指しているのかが分かりやすくなります。文章の場合、ペン先でなぞるだけでも、非常に分かりやすくなります。
②ノート形式で映しておくと、どこに何を書けば良いのか分かりやすいので、ノートを取るのが苦手な子でも写し取ることができます。
③学校にある書画カメラでは厳しいかもしれませんが、アマゾンで書画カメラと検索すると、お手軽な書画カメラが売っています。大きさも小さく持ち運びしやすいです。また、マイクが付属していて、ソフトもついている場合があります。書画カメラ一台で音声まで一気に撮ることができ、後は編集するだけということもできるでしょう。
書画カメラ動画の注意点
注意点を書いておきます。
①話をしながら、手先を動かすので、混乱する。
②フォーカスが難しい。
③編集が煩雑
①書画カメラは、手を動かしながら、説明していきます。そのためペン先がどこを指しているかが重要になってきます。教員は話をしながら、次に何を話すか考えていることが多いです。その時、ペン先が先走ってしまうと、何の話をしているか分からなくなります。一度に違うことをしないといけないので、頭の中の混乱に気をつけてください。
②これは書画カメラの性能によりますが、フォーカスを合わせるのが結構難しいです。用意した教材の字が薄かったり、ペン幅が細かったりすると上手く映りません。また、明るさも大切になってきます。一度、調整が分かれば難しくありませんが、初回だけ作業が大変です。
③編集は一番難しいでしょう。これは動きで編集点を作れないため、どこかでやり直した場合は、それを記憶しておく必要があります。ミスったら一度録画を止めて、保存しておいて別ファイルで撮り直しておくとよいでしょう。ノートにファイルがどこまで撮ったのかをメモしておかないと編集が非常に難しくなります。
目安
一度設定を固めてしまえば、すぐに録画を始められる方法ですが、最初のハードルが高いのが難点です。また、手元だけですので、教材の縛りがあります。手の動きを必要とする場合でない限りは使いづらいかもしれません。
さいごに
以上、三つの方法を示してみました。
私は、二つ目の方法が楽です。しかし、姿を残したくない場合もありますよね。私は設定が分かっているのと、国語の動画を撮ることが多いので、③の書画カメラがやりやすいです。音声も同時に撮れるので、それほど手間ではありません。
しかし、公立学校の現場でできるようにと考えると、①のパワーポイント動画かと思います。
だたし、どの方法にも言えることですが、普段の授業を準備するよりも時間が掛かるものです。簡単に準備しなさいと命じるのもどうかと思います。
方法から模索している方がいらっしゃったらと思い記事にしました。
何かのお役に立てたらと思います。