AO・公募推薦対策! 志望理由書が書けません!という人
AO・公募推薦対策! 志望理由書が書けません!という人
推薦系の入試を受ける場合は、「志望理由書」を避けて通ることが出来ません。当然、なぜ志望するのか理由があるはずなので、それを書く必要があるのです。ところが、文章を書いた経験が少ない人は、志望理由書が上手く書けません。書き慣れいないから下手っぴである、というだけが原因では無い人が多いです。
今回はよくある失敗をする人に、やってもらう手順をご紹介します。
①志望する理由を1文で書こう!
志望理由について書くと、いっぱい書いてしまう人がいます。よくあるのが次のような例です。
オープンキャンパスに行ったときに雰囲気が良かった。
自宅から近い。
○○学部で勉強したい。
施設が整っている。
○○資格の合格率が高い。
就職率が高い。
どれもこれも理由なのかもしれませんが、本当にこれらのどれかが中心となる理由ですか?大半が他の大学でも可能なことなんですよね。そのような理由であれば、よその大学を受ければよろしいと言われてしまいます。
そこで、志望理由を一つに絞ります。たった一つだけ。いくつかある理由の中でたった一つに絞るのです。それを一文で表します。長すぎないようにしましょう。40字から50字以下で表現してみてください。
このように考えていくと、将来したいことから逆算しないと、したいことを書くことが難しくなってきます。自分自身の気持ちをより明確に認識する良い機会になります。
②なぜそう思うようになったのか?(経験や体験)
一文で志望理由を書けるようになったら、今度はそのように思うようになった経緯を考えます。そこには具体的な経験や体験を入れていきましょう。例えば、看護師であれば、
小学生の頃、入院して不安だった私を看護師さんが励まし、付き添ってくれたことで不安がなくなり、入院生活を無事に終えることが出来た。そのことから私は看護師に憧れ、なりたいと思うようになった。
というような感じで書くことが出来ます。志望理由には、経験や体験を「具体的に」書くことを求められることが多いので、個人の経験を具体例として入れると良いでしょう。
③どうしてその大学・学校でないといけないのか
この項目が一番重要です。そして、この項目が一番抜けていることが多いのです。志望理由書を読んでいると、「他の大学でもあなたの希望は叶えられますよ」という状態であることが多いのです。
このツッコミを入れられると受験生は黙ってしまうでしょう。志望校でないといけない理由というのはすぐに思いつかないのです。家から近いから、雰囲気が良かったからという理由だけでは弱く、もっと積極的な理由が必要です。
例えば、得られる資格はどこでも取ることが出来たとしても、付加価値が異なることがあります。○○センターのようなその大学特有の施設があり、そこでしか学べないことがあると取り上げやすいでしょう。
外国語系の志望者に多いのは、留学制度が充実しているからという理由を挙げる人が多いですが、留学制度は最近では充実してきています。特に交換留学は本当に多くの大学で実施されています。
そのため、同じ学部や同じ系統を持つ他の大学を調べておく必要があります。他の大学には無い、志望校だけの強みを調べておいて、それを組み込むのです。
大学の下調べは当然大切です。どれくらい調べることが出来たのかは、大学ごとの特色をどれだけ知っているかで分かります。この部分が抜けていたら、不合格一直線だと思っても良いくらいです。
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