Chat GPTで先生の業務軽減ができるのか?漢字の問題編
Chat GPTで先生の業務軽減ができるのか? 漢字の問題編
Chat GPTを使った企画です。
学校の先生の業務軽減がどこまでできるのかやってみたいと思います。今回は漢字の問題編です。
Chat GPTとは?
ご存じの方はこの見出しは飛ばしていただいてかまいません。
Chat GPTは簡単にいうとAIチャットサービスのことです。AI(人工知能)とチャットでおしゃべりできるサービスです。
OpenAIという企業が開発をしました。無料で利用することができます。
https://openai.com/blog/chatgpt/
(ただしサイトは英語なので、ある程度の英語が読めないと利用するのが怖いかもしれません。)
チャットでは日本語入力に対応していますので、登録さえできれば日本語でやりとりできます。これまではAIが得意とする文章は英語が基本でしたが、日本語に対応できている点はすごいですよね。
漢検3級範囲の読み問題を作成してください
このように依頼すると「ランダムで10問作成します」と言って問題を表示してくれます。ではさっそく見てみましょう。
1「独り言」の読み方は何ですか?
2「建築」の読み方は何ですか?
3「宗教」の読み方は何ですか?
4「辞書」の読み方は何ですか?
5「博物館」の読み方は何ですか?
6「仏像」の読み方は何ですか?
7「製品」の読み方は何ですか?
8「個性」の読み方は何ですか?
9「乾燥」の読み方は何ですか?
10「憎しみ」の読み方は何ですか?
このような問題が作成されました。一問一答形式で返ってきます。それでは、この漢字が3級範囲なのかを漢検辞書で確認します。
番号「問題漢字」(対象級:対象級)で書きます。
1「独り言」(6:9)
2「建築」(7:6)
3「宗教」(5:9)
4「辞書」(7:9)
5「博物館」(7:8:8)
6「仏像」(6:6)
7「製品」(6:8)
8「個性」(6:6)
9「乾燥」(4:4)
10「憎しみ」(3)
うーん・・・3級範囲の漢字が一つだけという結果になりました。もちろん、配当級だけで決まるわけでないので、3級に出題される可能性はあると思われますが、3級配当があまりにも少なすぎるという結果になりましたね。
漢検2級範囲の読み問題を作成してください
では、続いて2級範囲の漢字で作ってもらいましょう。
1「収入」の読み方は何でしょうか?
2「承知」の読み方は何でしょうか?
3「恩恵」の読み方は何でしょうか?
4「許可」の読み方は何でしょうか?
5「警察」の読み方は何でしょうか?
6「破壊」の読み方は何でしょうか?
7「供給」の読み方は何でしょうか?
8「精神」の読み方は何でしょうか?
9「進歩」の読み方は何でしょうか?
10「緊急」の読み方は何でしょうか?
こちらも3級と同じように書きます。
1「収入」(5:10)
2「承知」(5:9)
3「恩恵」(5:4)
4「許可」(6:6)
5「警察」(5:7)
6「破壊」(6:4)
7「供給」(5:7)
8「精神」(6:8)
9「進歩」(8:9)
10「緊急」(3:8)
うーーーん・・・こちらに関しては2級配当の漢字がありませんでした。残念。
2級にしては簡単すぎる熟語が多い結果となりました。
まとめ
学校現場では採用している副読本の教材作成用CDなどで問題を作成することが多いと思いますが、たまには違った角度から・・・と思いましたが、少し難しいようです。
「漢字検定」の配当級に関しては、データとしてまだ持っていない可能性がありますね。いずれデータが登録されれば、かなりの精度で問題を作成してくれるかもしれません。
今後に期待しましょう。