高等学校の国語はこう変わります!




高等学校の国語はこう変わります!

 

現行の制度から大きく変わる国語ですが、学習指導要領だけでは汲み取れない部分がありますので、わかる範囲で書いておきます。

 

国語は「国語編」を見てください。

 

これまでの「読む」ことが中心になっていた学習スタイルから「話す」「書く」の割合が大幅に増えたといえるでしょう。特に「書く」時間については大幅に増やされています。国語編のp14を見てもらうと、授業時数の目安が書かれています。

 

 

その目安を見ると、表の最後の「古典探究」では「読む」時間がメインとなっています。古典の授業はこれまでとあまり変わらないかもしれませんが、以前よりも古典に当てられる時間が大幅に減っています。「言語文化」で小説とセットになっていることや「古典A」がなくなったことなど、履修状況が変わるでしょう。

 




それに比べて、これまでの「現代文」の分野は「書く」時間が大幅に増加しています。「現代の国語」は1年生で履修することが想定され、論理的な文章や実用的な文章を扱うとされています。また、2年次以降に想定されている「論理国語」はその名の通り、論理的な文章や実用的な文章が想定されています。そのため、この二つは現代文の中でも「論理性」の高い科目であり、そこに「書く」時間が大幅に割かれていることになります。(「現代の国語」30~40単位時間、「論理国語」50~60単位時間)ここに今回の改訂の重点があると考えることが出来ます。

 

一方、これまでの「小説」に当たる部分がどこにいったのかというと、1年次に想定されている「言語文化」(「古典」+「文化に関わる文学」)と「文学国語」になっています。この部分は、書くことの配当時間はありますが、「現代の国語」や「論理国語」に比べると少なくなっています。(「言語文化」5~10単位時間、「文学国語」30~40単位時間)

 

これからの国語は「書くこと」が中心になっていくかもしれません。少なくとも学習指導要領ではそうなっています。しかし、大学入試制度が「読むこと」を中心とする場合は、進学校では「読むこと」に重きが置かれることになるでしょう。学習指導要領が施行されてすぐに変化しなくとも、時代の流れとしては「書くこと」が中心となる可能性が高いでしょう。

 

国公立大学の二次試験では記述式の問題が多いので、これまでの入試とあまり変わらないかもしれません。しかし、近年の私立大学の一般入試はマーク式が中心となり、記述が全くない大学も存在します。そのような大学は大きな変革を迫られるかもしれません。特に受験者が多い大学層はマーク式が多いので、今後の動向が気になるところです。

 



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学校関係

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