大学受験の勉強法! 一点突破主義

大学受験の勉強法! 一点突破主義

 

majime
マジマナ

大学受験のために勉強しようと思った時、どのような勉強をすれば良いのだろうと悩みますよね。

 

majime
マジマナ

この勉強法が完璧というものはありません。人それぞれ向き不向きがありますからね。今回は勉強法の一つを紹介したいと思います。

 

 

 

一点突破主義とは

一点突破主義の勉強方法は、「一つの教科を先に極める」という方法です。通常、それぞれの教科が学校の授業で行われているので、全ての教科をまんべんなく勉強するというイメージを持っていることと思います。

 

しかし、まんべんなく勉強していると、成績の上がり方が緩やかなため、成果が実感できません。一点突破主義の勉強法だと集中的に勉強するので、実力アップをすぐに感じることができます

 

一点突破主義の勉強では「英語」を最初にするのが良いでしょう。文系であれ、理系であれ、英語からは逃れられません。特に国公立大学を目指す人であれば、間違いなく英語が大切になります。

 

国公立大学を受験する場合は、幅広く勉強しないといけないので、一点突破主義は危ないのでは?と思われるかもしれません。

 

確かに、一点突破主義で、一つの教科だけの勉強であれば、合格することはできません。あくまでも一点突破主義は勉強の姿勢であり、最終的には全ての教科を勉強することになります。

 

 

こういう人が向いています

一点突破主義の勉強法が向いている人は、成績が上がったという実感でモチベーションを保つことができる人です。一点突破主義の勉強では、特定の教科ですが、成績の上昇がすぐに表れます。そのため勉強している実感を持つことが出来ます。

 

まんべなく勉強すると、少しずつ成績があがります。ところが、模試の結果などを見ると、ずっと上がり続けるのではなく、上がったり下がったりを繰り返しながら上昇していくので、勉強している実感を得にくくなります。

 

すぐにでも成果を上げたい人はこの方法が向いています。

 

 

メリット

この方法のメリットは、成果がすぐに表れることです。また、一つの教科の勉強をしていけばいいので、目標や計画を立てやすく取り組みやすいです。

 

継続性が求められる英語や国語などの言語の教科にとっては、集中的に取り組みますので、あげやすいです。そして、言語の教科は一度成績が上がれば、維持するのが楽になります。受験勉強の初期で、英語と国語の成績を上げることができれば、後半戦に強くなります。

 

 

デメリット

一点突破主義なので、勉強の初期の頃、他の成績が下がるという現象があります。これに気を取られてしまって継続できないことがあります。

 

あとで取り戻すことができますが、成績が下がる恐怖に耐えられるかというデメリットがあります。

 

また、周囲はまんべんなく勉強する派が多いと思いますので、不安にさせてくると思います。そこも追い払える精神力が必要です。

 

 

学習方法

では、この勉強方法を紹介します。

 

最初は「英語」を勉強します。これは先にも書いたように、大学受験では「英語」から逃れられないからです。

 

大学受験では平日は4~6時間くらい勉強する必要があります。初期の頃は、学校の授業の勉強と英語の勉強に集中します。1日4時間を英語に割くことができれば、かなり勉強できます。

 

単語1日50個 →復習時は100個単位にする。慣れてくれば200個単位。

英熟語1日50個 →復習時は100個単位。

文法1単元(例文は覚える)

英語構文 理解と暗記

 

まずは、この内容をこなしていきます。最初の頃は全部こなせないと思いますが、勉強を続けていると頭がついてきます3か月くらいあれば、大学受験に必要な知識をカバーすることができます。

 

暗記物は1周目非常に時間が掛かります。しかし、2周目になると結構速くなっていきます。3か月あれば、単語と熟語と文法は3周くらいできるので、力がついてくるでしょう。4周目以降は復習モードに入ります。新しく覚えるものは次の練習の中だけなので、非常に楽になります。

 

中文訳の練習

読解問題演習

 

国公立大学の英語は日本語訳を書くものが多くあります。そのため、中くらいの長さの文を訳す練習をします。ここで、知らなかった単語や文法があれば習得していきます。同時並行で、読解問題演習をします。基礎問題で良いでしょう。ここでは、英語がほとんど読めるようになっていると思います。もし全く読めなかったとしたら、知識の習得が未完成です。もう一度戻ってください。

 

ここでの読解問題は、英語特有の解き方と速く読めるようにする練習をしてください。

 

ここまでくれば、英語の偏差値が60を切ることはなくなるでしょう。

 

 

次は、国公立・私立文系受験者は「国語」です。私立理系の人は「数学」に取りかかります。タイミングは英語の暗記物が終わった後です。

 

国語は次のメニューに取りかかります。

 

漢字の学習。どれくらいできるかによって異なりますが、ペースを決めてやっていきます。漢検2級くらいまでの漢字は習得しましょう。

 

古文単語。1日50個。大体10日くらいで1周できます。1か月で3周してください。復習モードのときは、100個単位で取り組みましょう。

 

古文文法。「用言」「助動詞」「助詞」「識別」「敬語」この順でクリアしましょう。覚えることについて、最初は多いですが、復習に持っていけばかなり減ります。英文法に比べれば覚えることが少ないので短期間でせめます。1か月で3周します。

 

背景知識。古典常識についてまとめてある参考書を読むだけで良いです。最低限3周は読みましょう。

 

漢文句法。初期は句法をどんどん覚えてください。例文で覚えることで、大体クリアできます。

 

目安は1か月です。漢字については継続の勉強が必要になりますが、それ以外は1か月である程度頭に入れてしまって、復習モードに入られるようにしておいて下さい。

 

 

数学は次のメニューです。(国公立文系の人は国語の次にやります)

 

数学Ⅰの公式の理解と暗記。計算練習を兼ねて、基本的な問題を瞬間的にできるようにしていきます。

 

数学Ⅱの公式の理解と暗記。こちらも計算演習をたくさん積んでください。

 

数学AとBに関しては同時並行で攻めて下さい。

 

数学の覚える公式はそれほど多くありません。ここでは基本的な計算問題だけにしてください。難しい問題はあとで練習します。ここでは正確性とスピードだけを鍛えます。ミスしない計算方法を編み出して下さい。

 

余裕があれば、1回の式変形を伴う計算問題をしてください。難しいと思うのであれば、公式だけで解ける問題で構いません。

 

2か月くらいで、基本的な計算ができるようになれば、標準問題レベルを挑戦していきます。恐らくこのレベルになると、式変形が必要になります。1、2回の変形が必要な問題に取り組みましょう。

 

最終的には発展問題と過去問をやっていくことになります。式変形だけでなく、どの公式を使うかを考えていかないといけなくなります。

 

 

ここまでで、暗記物は英語3か月、国語1か月、数学2か月です。大体半年かかります。ここまで押さえることができれば、3教科単独の偏差値が60を超えています。3教科合計だと65くらいになります。もちろん、順調にいけばです。途中で出来なかったり、手を抜いたりしていると到達できません。半年間、かなりの精神力でこなすことができれば到達できます。

 

 

理科と社会

一点突破主義では理科と社会が出てきません。これは学校の授業でクリアして下さい。一点突破主義は学校の勉強と並行してやっていき、受験に対応する力をつけるものです。3教科くらいに集中すると効果的です。

 

理科と社会は学校で習った範囲が、そのまま対象範囲になります。学校でやっている範囲で、難しい問題まで挑戦しておきます。最終的に細かい知識までは国数英の基礎が終わってからにしましょう。目安としては10月以降になるでしょう。

 

 

私立大学で3教科受験の場合は、理科と社会も一点突破主義の方法を用いた方がよいでしょう。「教科数が少ない」=「楽」と考える人がいますが、各教科の得点率をあげる必要が出てきますので、極めておかないといけません。

 

 

さいごに

さて、一点突破主義の勉強法について書きました。忘れてはいけないことは「学校の授業と並行して行うこと」「一教科ではなく複数教科に広げていくこと」です。

 

一つの科目で終わってしまうと元も子もありません。

 

好きな教科を勉強することを一点突破主義の勉強法だと言う人がいますが、それは違います。受験を見据えて行う必要があるので、好きな教科で行うものではありません。教科の順番も大切なので、実践する場合は手順を忘れないようにして下さい。

 

 

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