理想の働き方について考えてみる

理想の働き方について考えてみる

 

9月も下旬になり、朝と夜は少し涼しくなりましたね。昼間はまだ大汗をかいてしまいますが・・・

 

今日もつれづれに書きます。兼好法師のような高尚な配慮はないですが・・・

 

あなたは「理想の働き方」ってありますか?

 

FIREしたい!

不労所得で生きていきたい!

宝くじに当たって仕事を辞めたい!

 

こういう発想は一時期ネットでよく見かけました。でも今は、「仕事をしない」ことが「幸せ」とは限らないと言われ始めていますね。FIREする人や不労所得を得る人は、いったんは仕事を辞めても結局はまた何か仕事をしているようです。

 

働くことが楽しいのであれば、わざわざ暇にならなくても、毎日幸せになれそうですよね。

 

ということで、今回は私の理想の働き方について考えてみたいと思います。

 

※長文となっております。ご了承ください。

あなたは「働く?」「働かない?」

私は仕事について深く印象に残っている質問があります。高校1年の時、担任の先生がHRか国語の授業で投げかけた問です。

 

もし、あなたが「癌」になって余命1年だと言われたら、あなたは働きますか?

 

高校1年生の私は「働く」と答えました。恐らくクラスでほとんどの人が「働かない」を選択したので、周りから「えっ?」、いや何だったらその先生からも「えっ?」と言われた記憶があります。理由を聞かれたので、

 

その仕事が好きだったり楽しかったりしたら、辞めたくないと思うから。

 

と答えました。その頃の私は無意識に「したいことを仕事にしている」という前提に立って考えていたようです。

 

無邪気だったなぁと思います。その後、高校1年の終わりには「高校の先生になりたい」と思うようになっていました。

 

 

いつからから「できることを仕事にする」という発想に

高校1年生で立てた目標を達成するために、ゴールから逆算して何が必要かを考えました。

 

当時の家計状況は芳しくなく、国公立でないと通えない状況でした。高校2年から独学で受験勉強を始めましたが、現役の時は不合格でした。

 

浪人して目標だった大学に入り、教員免許を取得しました。(奨学金をフル活用)

 

ただ、大学院に進学したので、教壇には非常勤として勤務しました。

 

この頃には、塾講師や高校非常勤の経験から、「国語を教えることでお金を稼ぐ」ことを覚えました。民間企業への就職は自分に向いていないだろうと思うようになり、「したいことを仕事にする」から「できることを仕事にしよう」と思うようになりました。

 

研究分野の仕事に就くことができればよいですが、自分の能力の限界と家計の事情で就職に切り替えないといけなくなった2点から、「今すぐに」できることを仕事にする必要が出てきたのです。

 

追い込まれた状況から「できること」が「仕事」に変わっていきました。力的には問題ないと思っていました。教科の内容はベテランの先生から頼られるくらいでした。私は授業の方法やクラス運営、生徒との向きあい方を教わりました。

 

ところが、途中で体を壊してしまったのです。

 

 

自宅と職場が入れ替わった

Googleマップを見ると、職場に「自宅」と表記され、自宅に「職場」と表記されるほど、滞在時間の差が生まれていました。

 

そうすると体が悲鳴を上げてしまったのです。

 

できることを仕事にすると、忙しい毎日で充実しているようでありながら、満足感やリフレッシュ感がないことに気づきました。

 

心は晴れていなかったのです。

 

こうして私は初めて「理想の働きかた」とは何かを考えるようになりました。

 

 

「したいことを仕事にする」

ここで、高校生の頃の私の言っていた「したいことを仕事にする」を思い出したのです。

 

しかし、「したいこと」とは一体何か?と思い悩みます。

 

「高校の国語を教えたい」という1点だけでは足りないような気がしたのです。

 

何か他にしたいことは?

 

答えが出ません。

 

そこで私は、興味を少しでも持った色々なことをしてみようと思い、色んなことをやってみました。

 

そして、もう一つ。

 

社会体験をしてみよう

 

と思うようになり、興味のあったノマドワーカーみたいな行動をしてみようと考え、コワーキングスペースに行ってみることにしました。

 

 

コワーキングスペースとの出会い

一人で新しいところに行くことが苦手な私ですが、一度興味を持ったり、思い立ったりしたときは行動できます。

 

コワーキングスペースと検索して、いけるところを探してみました。

 

実際に仕事をしに行くわけではなく、何か勉強をしようと思いました。「有料自習室」というキーワードでも検索をして、誰かとご飯に行くとき、待ち合わせより早く行って、その周辺のコワーキングスペースや有料自習室に行くようしてみたのです。

 

最初に行ったのは有料自習室でした。受付があって、仕切りで区切られた机があり、各々こもって勉強という感じでした。一人の空間になるので、勉強は捗りました。ただし、周囲が何をしているのかはわからないので、ノマドワーカーみたいな気分にはなれません。

 

次に行ったコワーキングスペースでは、全てがスマホ一つで完結。ただ、初めての場合は使い方がわからずスタッフの人が欲しいくらいでした。ただ空間としては、各々が仕事をしたり、勉強をしたり。ノマドワーカー的な人が居て、「ああ、こうやって活動するんだ」と思えました。

 

そして、3つ目にいったコワーキングスペース。ここが今の私の一番のお気に入りになりました。

 

様々なコンセプトの部屋が用意されていて、自由に使うことができました。月極の人もいれば、ドロップインの人もいます。

 

こもるスペースの人は何をしているかわかりませんが、オープンな場所にいる人は、何となくやっていることが見えます。(ジロジロとは見ません)

 

プログラマーの人

大学受験の浪人生の人

資格試験の勉強に励む人

Webライターの人

机に突っ伏して寝ている人(?)

 

さまざまです。私はなぞの勉強をしている人です。(基本的に国語の問題を解いたり、本を読んだりしています。PC持ち込んだときは、資料を作っています)

 

ここが思ったより私に刺激を与えてくれました。そして、大いに心が動かされている環境です。

 

 

コワーキングスペースの運営を観察してみた

お気に入りのコワーキングスペースに幾度と通いながら、どのような運営なのかを観察してみました。

 

ここからは「恐らく」の話です。

 

まずスタッフさんです。HPに写真があるので、誰がスタッフさんか判断がつきます。

 

彼ら彼女らは、受付には普段いません。受付の隣の部屋でそれぞれパソコンで何か作業をしていたり、オンライン会議をしていたりします。用事があればベルを鳴らせば来てくれます。

 

そう、ここのスタッフさんは、自分自身がパソコン1台あればできる仕事をしているのです。

 

つまり、自分たちの仕事場としてコワーキングスペースを作り、そこで自ら仕事をする時間をスタッフとして勤めているのです。

 

自分たちのオフィスとして、そして、収益を上げられるコワーキングスペースとして活用しているのです。

 

賢いなあと思いました。

 

これだったら、自分たちの仕事で生活でき、余裕を持ってコワーキングスペースを運営することができます。価格も良心的だし、スタッフさんも優しい人が多いので、心の余裕から生まれるのだろうなあと思いました。

 

 

理想の働き方

この働き方に気づいたとき、すごく理想的だと思いました。

 

自分の仕事をしながら、それに支障がないようにもう一つの仕事をする。

箱物をただ出費するだけでなく、収益をあげられる状況にする。

 

独立して仕事をすることは不安の大きいものですが、このようにすれば、安定感が増すと思ったのです。(もちろん、仕事が取れない、利用者がいない場合は不安の要素となりますが・・・)

 

そして、私は改めて「国語を教える仕事をしたい」と上記の2点を加えた働き方が自分の理想だったと気づきました。

 

高校の教員という仕事は「国語教える」という感じです。授業以外の仕事がかなり多く、授業準備の時間も勤務中にはとれません。そして、いくら授業を頑張っても、それほど評価されません。管理職で授業に力を入れる人であれば評価してくれますが、それ以外の所に重きを置いている人が上司でした。

 

「国語を教える」

 

これだけではないのはわかっていますが、今よりも国語を教えることに特化できる方法を考えています。理想の働き方に加えた2点を取り入れながら、どのように実現をするかと今はワクワクしながら考えています。

 

「学習塾を作る」

 

これは中学の時から心のどこかで抱いていた夢です。

 

これらの材料を元に、私の理想とする働き方を実現していきたいと考えています。

 

 

おわりに

かなり長文になってしまいました。

 

古文の倉庫などの記事は、一度Wordで作成し、添削作業を行ってからアップしているのですが、つれづれ記事は一発本番で書いています。今回のこの内容もある程度スラスラと書けたので、大分方向性が固まってきている気がします。

 

また、理想の働き方に関して深まることがありましたら、記事にしたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

フォローしてみませんか?