漢検の勉強方法とは?




漢検の勉強方法とは?

ひかり
ひかり

先生、漢検を受けようと思うんですけど、どうやって勉強したら良いですか?

majime
マジマナ

前回は級の目安の話をしたので、今回は実際の勉強方法ですね。

ひかり
ひかり

やっぱり受けるからには受かりたいじゃないですか。

majime
マジマナ

それはそうだね。

林太郎
林太郎

学校の勉強もあるのに、漢検の勉強もしようと思うってすごい!

majime
マジマナ

学校の勉強でアップアップになっている人は出来ないよね。でも、学校の勉強と全く関係ないわけじゃないから、学校の勉強が出来る人ほど、追加でする勉強は少なくて済むことにもなるんだよね。

林太郎
林太郎

いや、その、学校の勉強していないわけじゃないですよ・・・

majime
マジマナ

林太郎君の学習状況はおいておくとして、漢検の勉強もスタート地点によって、時間の掛かり方も変わりますからね。

ひかり
ひかり

そうなんですね・・・じゃあ、漢検協会の問題集を買ってやっておけばいいですかね?

majime
マジマナ

低い級の場合はその学習が有効だね。反復練習をして習得するといいでしょう。しかし、中高生の受ける級になってくると配当漢字が多くなるので、出やすい漢字に絞った学習が有効的になってきます。

ひかり
ひかり

では、その有効的な方法について教えてください。

majime
マジマナ

そうしましょう。

 

中学レベル(4級・3級)は問題を中心に!

まずは中学レベルの漢検について説明しましょう。中学生の漢字は一字ずつ正確に覚えるのも大切ですが、配当漢字がある程度増えるので、ターゲットを絞った方が良いでしょう。

 

ということで、中学校のテストや教科書に出てくる漢字が分からない場合は、学校の漢字をまずは重点的に押さえましょう。漢検の勉強をする時も、この状態の人は漢検協会のステップ学習を使って練習するといいでしょう。

 

学校の漢字に余裕があって、漢検に挑戦しようという人は、頻出度順の問題集を使うといいでしょう。過去問を研究して、良く出る漢字を集めた問題集があります。いろいろな出版社から出ていますので、自分にとって見やすいレイアウトのものを選びましょう。

 

それと、過去問を必ずやっておきましょう。頻出度順の問題集の漢字を習得できていれば、過去問も高得点になるはずです。

 

問題集の取り組み方ですが、まずはざっとジャンルごとにやってしまいましょう。「読み」なら「読み」を一通りやります。そして、読めなかったものに印をつけておきます。そして、2回目3回目と読めなかったものを繰り返して習得しましょう。それが終わったら1週間後くらいに、全部の読み問題をやってみて、出来た問題は潰していきましょう。このような感じで、ジャンルごとに潰していくといいでしょう。

 

問題に取り組むときは、出来る問題はどんどんそぎ落としていきます。最初から知っているものは覚える必要はありません。知らなかったものを覚えるべきです。1週間や1ヶ月と少し日が経ったタイミングで全部を通して見直せば、時間短縮に繋がります。

 

林太郎
林太郎

中学校レベルはどんどん繰り返してやっていけばいいんですね。苦手な人は覚えて量を増やす、余裕のある人は問題をこなして使う練習をするってことですね!

 



高校レベル(準2級・2級)は頻出度順を中心に!

次に高校生レベルの準2級、2級についてです。このレベルになってくると配当漢字の量がぐっと増えます。常用漢字の範囲なので、学校で習う範囲を超えることはありませんが、高校のレベルによって習う漢字の量も異なってきますので、一概に線引きが出来ません。

 

学校の教科書も国語はレベルがあります。最近では三段階があり、学校のレベルによって教科書の難易度を変えています。その分登場する語彙のレベルも変わりますので、学校の教科書を基準に考えるのは避けた方が良いでしょう。

 

ということで、高校レベルからは、頻出度順の問題集を中心に取り組んでいきましょう。私が担当した漢検対策の授業では、高橋書店の頻出度順を勧めています。

 




 

この問題集は頻出度順にA、B、Cと分かれています。それぞれに全ての範囲が配当されているので、ジャンルごとに大量の問題を一気にやらずに済みます。全体的に3度繰り返すことが出来ますし、受検までに進んだところが分かりやすいので、得点への影響がはっきりします。(Aまでしか終わっていない人とBまで終わった人では得点差がはっきりするということです)

 

やり方は3級の時と同じです。まずはAをジャンルごとに一気にやってしまいます。「読み」なら「読み」、「書き」なら「書き」をやってしまいましょう。そこで間違えた問題に印をつけておきます。2周目、3周目は間違えた問題だけをやります。そうして、習得してください。一巡目が完成したら、1週間後に全部の問題をやり直します。そこで間違えた問題はまた改めて覚えてください。次は1ヶ月後くらいでいいでしょう。最後に受検直前に見直せば、かなり頭に入っているでしょう。

 

このような手順で、全ジャンル、ABCをクリアした頃には、相当の実力が付いていると思います。

 

あとは、過去問をやることが出来れば、なお合格に近づきます。過去問題集は漢検協会から出ているので、それを購入して取り組みましょう。充分な回数が載っていますので、1冊あれば充分でしょう。

 

過去問はやってみて、出来なかった問題をやり直せばいいでしょう。ただし、頻出度順の問題集が終わっていればある程度できるはずです。そこで合格ラインに届かない場合は、問題集への取り組みがまだまだ甘い証拠です。しっかりとやり直しましょう。

 

ひかり
ひかり

過去問題集は合格できるかどうかを確かめるために使うのもいいですね。より確実に合格するためにも、過去問はやっておきたいですね!

 

 



さいごに

今回は漢検の勉強法を紹介しました。基本的には問題集になると思いますが、中学生は現状のスタートラインを知ってから取り組み方を決めてください。高校生の場合は、ばらつきがありますので、最短ゴールを目指す方法で取り組みましょう。

 

高校生の勉強法は資格試験の取り組み方に近いです。まずはざっとやって、出来ないところを潰していく。それを積み重ねていくと出来ます。

 

ただし、今回の方法は2級までの方法です。準1級、1級になると、途端に難しくなってしまい通用しません。気をつけてくださいね。

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