中学不登校は高校受験で不利になる?不登校でも受験をあきらめなくてもよい3つの理由【大阪の公立高校編】
中学不登校は高校受験で不利になる?不登校でも受験をあきらめなくてもよい3つの理由【大阪の公立高校編】
高校の教員をやっていたころ、不登校の中学生のお子さんを抱える保護者の方からたびたび相談を受けました。焦っている様子が多く・・・
・小学校4年生で学校に行かなくなりました。
・中学1年生のころは通っていたのですが・・・
・学校の先生に進学は難しいと言われました。
高校受験が目前に迫っているのに、子どもが学校にいかない、もしくはいけなくて困っているあなた。学校の先生やカウンセラーさんから「長い目で見ましょう」といわれても、 受験の日程は待ってくれないと焦っていませんか?
家計が厳しく、手厚くサポートしてくれそうな私立高校には通わせられない・・・ どうしても公立高校に行ってほしい。
そのような気持ちの保護者の方にむけて、不登校でも公立高校を諦めなくてよい理由と公立高校へ入学する方法を高校教員の経験から詳しく説明します。
ポイント
不登校でも受験をあきらめなくも大丈夫な3つの理由
- 公立高校は全日制以外にも、【定時制】や【通信制】があり、 状況に応じて受験できるから。
- 【評定】の扱い方が高校によって異なるので、 当日の試験で勝負しやすいところがあるから。
- 【定員割れ】している学校は 全員入学できる可能性が高いから。
※入試の制度は毎年少しずつ変わります。受験される年度の情報が更新されましたら、必ず当該の地方自治体のHPに公開される入試情報をご確認ください。
・本記事を作成するために、大阪府のHPを参考にしました。
目次
・中学で不登校でも高校受験をあきらめなくてよい3つの理由。
3つの理由について簡潔にまとめました。詳しい内容は次の見出し以降でご説明します。
理由1 公立高校には【全日制】【定時制】【通信制】があり、それぞれ特色が異なるので、状況に応じて受験できるから。
公立高校には大きく3種類の高校があることをご存じですか?
多くの人が想像する高校は【全日制】の高校です。朝から夕方まで通学するタイプの高校です。しかし、高校には他にも【定時制】と【通信制】があります。
【定時制】と【通信制】の学校は不登校の生徒の対応に慣れていることが多く、 合理的配慮 も行ってくれます。
理由2 不登校だと低くなりがちな【評定】の扱い方が高校によって異なるので、当日の試験で勝負しやすいところがあるから。
中学校に行っていないと、【評定】が低くなってしまいます。【評定】は学年末の通知表で確認することができます。大阪では1~3年の平均をとりますので、不登校の期間がどこかにあると【評定】は低くなってしまいます。
しかし、大阪の公立高校では当日の【試験の点数】と【評定】の倍率のパターンが5種類あります。【評定】が0.6倍になるパターンがあるので、当日の【試験の点数】が高配点! そのパターンの学校をチェックしてみましょう。
理由3 【定員割れ】している学校は全員入学できる可能性が高い。二次募集を確認すれば、【定員割れ】の学校を見つけることができるから。
倍率が1を下回っている状態を【定員割れ】しているといいます。受験者が募集人数を下回っているので、基本的には全員合格。当日の試験を受けなかったり、途中で帰ったりしなければ合格できるので、当日の【試験の点数】も【評点】も関係なくなります。
以上の理由から、公立高校への進学を諦める必要はありません。
ただし、どこでも進学可能というわけではありません。内容を詳しくみていきながら、どのような受験が出来るのか確認してみましょう。
【不登校】の定義
最初に【不登校】の定義を確認しておきたいと思います。「学校に行っていない」といっても程度の差があります。文部科学省の「学校基本調査」の用語解説の定義を要約すると・・・
「不登校」・・・30日間以上欠席した者。欠席は連続である必要はない。「病気」や「経済的理由」以外の何かしらの理由で、登校しない(できない)ことにより長期欠席した者。
「経済的理由」とは「家計が苦しく教育費が出せない、本人が働いて家計を助けているなどの理由」を指します。
①年間30日以上
②病気や経済的な理由がない
この2点を満たしていると【不登校】という扱いになります。
「学校基本調査」の2015年のデータからは、中学生が36人に1人、小学生が255人に1人が【不登校】であることが読み取れます。現在ではもう少しその数は増えていることが予想されます。
このように【不登校】であることは特別なことではなくなりつつあります。登校できない状況であったとしても、学校生活を取り戻すチャンスを公立高校は用意しています。
公立高校の仕組み、高校入試の仕組みを理解して、受験できる学校について理解を一緒に深めていきましょう。
・公立高校の種類①「全日制」「定時制」「通信制」について
高校進学のなかで、最も人数の多いのが【全日制】です。朝から夕方まで通う学校で、一般的に「高校」としてイメージされやすい学校。高校受験を迎えた人でも全日制しか思い浮かばない人もいます。
【定時制】の高校は、夕方から夜にかけて授業が行われる学校です。18時頃から授業が始まるところが多く、朝から夕方にかけては自由に時間が使えます。1週間の授業時数が少ないので、卒業までに4年かかりますが、大阪府は「通信制」と併修することで、3年で卒業できるようになっています。
【通信制】の高校は、「スクーリング」と「レポート課題」をクリアすることで単位を修得し、卒業を目指します。普段は「自宅で学習」、年に数回、「校舎に出向いて授業を受ける」形です。一定の期間通学するだけなので、学校に通うことが苦手な人には向いています。ただし、基本は自分で勉強することになるので、自分でスケジュールをコントロールする必要があります。
大阪府公立高校で定時制のある課程
- 大手前高等学校
- 成城
- 西野田工科
- 桃谷(Ⅲ部)
- 今宮工科
- 都島工業
- 都島第二工業
- 工芸
- 第二工芸
- 桜塚
- 春日丘
- 茨木工科
- 寝屋川
- 布施
- 藤井寺工科
- 三国丘
- 堺工科
- 和泉総合
- 佐野工科
- ※以下は府立ではないけれど、定時制がある学校
- ※東大阪市立日新
- ※堺市立堺
- ※岸和田市立産業
大阪府公立高校で通信制のある課程
- 桃谷(通信制)
上記にある【定時制】高校の多くは【通信制】と併修しています。なお、大阪府立では【通信制】は桃谷高校だけなので、【定時制】高校は桃谷高校と連携して【通信制】の授業を実施しています。
【定時制】の場合は、毎日通学する必要があるので、学校に通いたいという人向けです。日中も比較的自由に活動できますが、夕方以降に学校に行くので、地元の友達と遊ぶことが難しくなります。
・公立学校の種類②「普通科」「総合学科」「エンパワーメントスクール・クリエイティブ」「専門学科」について
高校の中で最もシンプルなのが「普通科」で、1年~3年の時間割がほとんど決まっている学校です。選択授業が少ない分、カリキュラムがしっかりしているので、進路選択において困ることが少ないのが特徴。進学が多い学校では2年に上がるタイミングで文系・理系の選択があります。
「総合学科」では、1年は共通の授業を受け、2、3年から授業を選択して受けることになります。学校によって異なりますが、自分の得意不得意、進路に必要か不必要かを考えて授業を選択できます。ただし、1年のうちに科目選択がはじまります。夏休み中には進路についてある程度目標を決めておく必要があります。
進路選択に有利ではありますが、目標が定まっていないと科目選択が難しくなるデメリットがあります。
「エンパワーメントスクール」では、小中学校の学び直しの授業があります。1年生では学校が設定した学び直しの授業があったり、1コマの授業時間が短いところもあったりします。中学校までの勉強に不安がある人に適した学校です。昔、【ヤンチャ】が多かったところに設置される傾向にあり、「エンパワ化してからは学校が落ち着いた」とよく耳にしました。
「専門学科」は「工科・工業」「商業」「農芸」など専門分野を学ぶ学校です。大阪府の専門学科は工科高校が多く存在します。手に職をつけたい人向けの学校です。
最も一般的に想像されるのが「普通科」、次に選択肢として選ばれやすいのは「総合学科」でしょう。「総合学科」は選択の自由度が高いところが魅力ですが、大学進学を希望する場合は、普通科と同じような授業を受けることになります。
【不登校】の期間によっては、小中学校の学習内容に不安を抱えている可能性が高いです。「エンパワーメントスクール」は学び直しができるので向いています。ただし、元気な生徒が多いので、人間関係を築きにくい子どもにとっては、環境になじめないでしょう。
・高校受験における【評定】の扱いについて
【評定】は中学1~3年の成績などの学習状況によってつけられます。学年末の通知表に載っている5段階の評価です。大阪府はチャレンジテストの結果によって、各中学校の【評定】平均が決められるようになっています。
テストの点数が同じ「90点」であったとしても、提出物や出席状況などを総合して成績がつけられるので、【評定】3~5のズレが生じてしまいます。学校に通っていないと、【評定】は低くなってしまう傾向にあります。
【不登校】の状態だと、テストを受けていなかったり、提出物が出せなかったりするので、高い【評定】をとることが難しいです。ほぼ学校に行っていない生徒の【評定】が「未記入」「不可」というのを実際に見たことがあります。
高校受験では【当日のテストの点数】+【評定】の合計で合否が判定されます。そのため、【評定】が低いと高校受験では圧倒的に不利になるといえます。しかし、【当日のテストの点数】と【評定】の扱いは、各学校によって異なります。
大阪府が発表している入試の資料に「令和6年度大阪府公立高等学校等アドミッションポリシー(求める生徒像)並びに学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ」のなかで、【当日のテストの点数】と【評定】の扱いを次の5つのタイプに分類し紹介されています。
全日制
倍率のタイプ | 学力検査の成績にかける倍率 | 評定にかける倍率 |
Ⅰ | 1.4倍 | 0.6倍 |
Ⅱ | 1.2倍 | 0.8倍 |
Ⅲ | 1.0倍 | 1.0倍 |
Ⅳ | 0.8倍 | 1.2倍 |
Ⅴ | 0.6倍 | 1.4倍 |
Ⅰ~Ⅴの倍率タイプを各学校が選択するシステムなので、Ⅰのタイプの学校であれば、【評定】の倍率が0.6倍になり、当日の試験の点数の比率が大きくなることがあります。
学校には通えていないけれど、学力が高い場合は、倍率タイプⅠを採用している学校を受験することが可能となります。【全日制】だと評定が0.6倍となり、学力検査が630点に対し【評定】は270点です。【定時制】は378点に対し162点で、当日の試験の割合がかなり大きくなります。
ただし、タイプⅠで学力の高い学校は【評定】がほぼオール5必要となることが多く、注意が必要です。
学力検査の問題のタイプはA、B、Cとあり、Aが基礎的問題、Cが応用的問題となっています。倍率タイプと問題のタイプは公表されているので、以下のアドレスから確認できます。
01_R06選抜_アドミッションポリシー並びに学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ④ (osaka.lg.jp)
AタイプでⅠの倍率はほとんどありません。BレベルでタイプⅠはあるので、学力に自信があれば受検可能でしょう。しかし、現実問題としては【定員割れ】している学校を受けることになります。
※注意
問題のタイプと倍率は毎年見直しがあります。多くの学校は変更しないことが多いですが、多少の変化は毎年見られますので、必ず受験する年度の資料を確認してください。
・【定員割れ】している学校は全員合格できる?
高校入試では「倍率」が公表されています。倍率とは、募集人数に対してどれくらいの人が志願しているかがわかるものです。例えば、倍率1だった場合、募集人数=志願者となります。ここを基準にして考えますので、倍率1.1倍だった場合、募集人数が100だと、志願者は110人いるというこうことです。倍率が0.9だった場合は募集人数に達していない【定員割れ状態】ということです。
高校入試で倍率が1未満、つまり【定員割れ】している学校は全員合格できるという話を聞くことがあります。これは95%正解です。基本的に全員入学です。まれに落ちる人がいますが、特別な理由なく当日の試験を受けなかった、または、試験の途中で帰ってしまったということがあれば落ちてしまうことがあります。
よって、当日の試験の点数や【評定】は、倍率が1を超えている場合に必要になってきます。受験する学校が倍率1を割っていれば、【評定】は関係なくなります。
不登校状態だと【評定】がどうしても低くなってしまうので、公立高校を狙うのであれば、【定員割れ】している学校を受験することが、最も安全な受験となります。
・定員割れしている学校の見つけ方
【定員割れ】している学校の見つけ方があるのをご存じですか?
まず、前年度倍率が0.7以上の学校は、【定員割れ】するか微妙なラインです。出願はおすすめしません。
【定員割れ】する可能性が高い学校は前年度の入試の資料から割り出せます。今回はR5年度の資料「令和5年度二次入学者選抜実施校・課程・学科等及び募集人員」を確認します。
R5年度入試 二次募集について
全日制の課程 普通科・・・12校
全日制の課程 専門学科
工科(工業)・・・12校
産業・・・1校
商業・・・3校
その他(音楽、体育、英語、国際文化、演劇)・・・6校
全日制の課程 総合学科(エンパワ・クリエイティブ除く)・・・5校
全日制の課程 総合学科(エンパワメントスクール)・・・6校
多部制単位制1部お呼びⅡ部ならびに昼夜間単位制・・・2校
定時制の課程・・・19校
【全日制】から【定時制】までさまざまな学校が上がっています。この中で2桁の募集をしている学校は翌年も【定員割れ】する可能性が高いです。3桁の学校も【定員割れ】することが予測できますが、連続して【定員割れ】すると、閉校になる可能性が高くなるので、少し覚悟が必要になります。
この資料をみると、【定時制】の学校はほぼ全て【定員割れ】しています。【定時制】高校は二次募集だけでなく、4月になってから補欠募集まで行われているので、受験する機会が最も多いといえるでしょう。
個人的な意見ですが、不登校を経験し、【全日制】に通学することに不安があるのであれば、【定時制】をおすすめします。ただ、通学することに不安がある場合は、【通信制】にしたほうがよいと思います。
【定時制】高校に対して、【ヤンキーが多い】、【荒れている】という印象をお持ちの保護者も多いと思いますが、近年の定時制は少し状況が変わってきています。
・「定時制」「通信制」には不登校経験者が多く在籍する
世間の人に【定時制】高校に関わっているというと、「えっ?大丈夫??」と言われます。地元の【ヤンキー】が集まる学校と思う人もいるようです。たしかに、以前の【定時制】高校はヤンキーが多く存在しました。好きな時間に来て好きな時間に帰る。何かを壊して帰る・・・というのも見てきました。
他にも「仕事しながら高校に通っている【大人の人】多いんでしょう?」と言われることもあります。大人が多い学校に行きたくないと思う中学生もいると思います。たしかに大人の人もいますが数は学年に1~2人です。以前に何かしら失敗を経験しているので、すごく頼りになる人が多いので、むしろいてくれるほうが学校生活が楽しくなります。
では、【ヤンキー】も【大人】もいない【定時制】高校には誰がいるの?と思いませんでしたか?答えはシンプルです。【高校生の年齢に該当する生徒が多い】です。
現役で入ってくる子が80%、他の学校を辞めた1歳年上の子が15%、それ以外5%
このような配分のイメージです。今の【定時制】高校はほとんどが同い年。そんな学校になりつつあります。
【定時制】高校を最初から受験した生徒の多くは、小学校や中学校で【不登校】を経験している子です。「勉強はできるけど、人間関係でトラブルがあり、地元の【全日制】の学校だと同級生が多い。しかし、遠方の学校に通うほど余裕はない。だから【定時制】を選びました。」という生徒がいます。
【定時制】を選択した場合、毎日通学する必要があります。【不登校】だった生徒にとってはハードルが高いと思いますが、1年生の間に友達ができて、成績も問題なく進級した生徒はストレートで卒業していくことが多いです。
過去の経験から、【根が優しい】生徒が多いのも特徴です。人の傷つくことは言わない。何かを争うこともせず譲ることが多い。感情が高ぶってしまうときには、そっとしておいてくれる。どうしてほしいかがわかるようで、なかなか相手の様子をよくみて行動しています。
【通信制】の高校にも、【不登校】の人は多いですが、スクーリング回数が少ないので、あまり友達関係は生まれません。一方、【定時制】高校はクラスがあり、毎日通学するので、友達ができる可能性が非常に高いのです。
また【定時制】高校では学び直しの授業が多いので、小中学校の学習に不安がある生徒でも安心して授業を受けることができます。
通学するという面をクリアできると【定時制】高校は【不登校】経験者にとっては非常に過ごしやすいところになります。1年生で生活に慣れたころから、昼間のアルバイトを始める生徒が多く、社会性も身に付けていきます。
大阪府では【通信制】を併修することで【3年で卒業】することができます。全日制の学校にいった子と同じタイミングで卒業できることは大きなメリットといえるでしょう。もちろん、ゆっくり卒業したい人は併修をせずに【4年で卒業】することもできます。
【定時制】高校に携わってきた立場から、今の状況をお伝えしました。イメージが昔と変わっているので、ぜひ学校見学を利用して様子を見に行ってみてください。
通学に不安があるので【通信制】を選びたいという方
【定時制】に通うことにハードルを感じる場合は、【通信制】高校を受験することをおすすめします。
ただし、公立高校となると桃谷高校しかありません。高校卒業に必要な必履修科目を基本的に受講していく形になります。
【通信制】を選ぶとなると、私立高校が中心となってきます。私立高校はパンフレットを集めて見比べていく必要があります。設備や学費がバラバラですので、ご家庭との相談となることが多いでしょう。
以下のサイトを利用すると、通信高校の情報を集めることができます。(下記アフィリエイト広告を利用しています。)
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近年では大学進学に強い学校も出てきていますので、色々なニーズを満たしてくれる存在です。
おわりに
中学で【不登校】であったとしても、公立高校に進学することは可能です。保護者の方や中学校の先生は【全日制】の高校を卒業していることが多く、【定時制】や【通信制】高校に関する知識が乏しいことがあります。しかし、公教育はセーフティーネットとして、幅広く高校に通えるように準備されています。
進学できる高校の存在をしらずに進学できる機会を失ってしまうのはもったいないです。本記事を読んで、少しでも進学する機会を得られる人が増えれば幸いです。
最後に1つだけ。
高校への進学は、子ども本人の意思を必ず確認してあげてください。高校を卒業しないことは人生において、不利になることが多くなると思います。しかし、本人がいきたいと思わない学校に無理矢理いれてしまうと、卒業することなく退学してしまいます。
今までの教員生活の中で、「本当は行きたくなかった」「親に行けって言われたから来たけど無理だった」といって辞めていった生徒を見てきました。このような不幸が生まれないためにも、子どもの意思は必ず確認してくださいね。