学校は3密を避けられない②

学校は3密を避けられない②

 

3密を避けるためには

今の学校の3密を避けるためには次のような条件が必要ではないかと考えています。

 

1クラス15名以下

教室は連続して使わず、一つはあける(1・3・5組のように)

窓を開けて換気できる日のみ

滞在は2時間以内

 

1クラス40人いる場合は、3交代が必要です。私の知っている学校は6,7クラスありますので、間隔を開ける場合、「1、3、5、7」と「2,4,6」の2交代が必要になります。つまり、1周するのに6交代です。

 

時間を2時間に絞れば、かなり厳しいですが、9時―11時、13時―15時の二つに分けられます。ここも連続して交代したら、密室が続くことになりますから、換気時間を設けることが大切です。

 

3日で1周。これくらいのペースでないと安全といえないのではないかと考えています。

 




 

教員も危険にさらされている

学校が休校になっても、学習保障の観点から出勤して仕事をしている先生が全国にたくさんいます。本当に脱帽です。

 

普段であれば授業で職員室に人は少ないでしょうが、今は一日を通して職員室に集まっている状況です。学校の規模にもよると思いますが、職員室は人数に対してそれほど大きくありません。誰かが感染すればあっという間に伝染するでしょう。最近では、在宅勤務の取り組みがありますが、出勤せざるを得ない先生は多くいます。

 

現状でさえ危険にさらされている教員ですが、先ほどの安全策を講じたとしても危険にさらされるのが教員です。

 

人数にもよりますが、6交代をするにしても、教員の数に余裕のない学校だと、毎日どこかには行かないといけない状況が生まれるからです。

 

イメージですが、蜂が花の蜜を吸うためにとまると、蜂に花粉が付いて授粉を助ける役目がありますよね。それと同じで、一人の人間が危険な地帯を渡り歩くことで、ウイルスをまいてしまう可能性があるからです。

 

教員は自分自身が感染する危険性と、生徒に感染させてしまう危険性を大いにはらんでいるのです。

 

 

さいごに

このように考えています。そのため、緊急事態宣言が解除されても休校の解除は後ろにずれ込むと思います。しかし、子どもが家にいると仕事に行けないという声も大きいですし、学習指導要領をなんとしてでも守りたい気持ちが文科省に働くと、危険を冒してでも再開という指示が降りるかもしれません。

 

現場はそれに逆らうと処分されてしまうので、公立では逆らえなくなってしまうでしょう。

 

どのように判断するかに注視していなければなりません。

 

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