自己推薦書の書き方 2 事前準備

自己推薦書の書き方 2 事前準備

 

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マジマナ

自己推薦文を書くときに必要な事前準備について確認しておきましょう。

 

※この記事は2022年12月26日にリライトしました。

 

事前準備では次の三点を確認しておきます。

 

①準備し始める時期

②自己推薦書などの書類を手に入れて、条件を確認する。

③過去の経験や取り組みを洗い出して、使う材料を決める。

 

 

①準備し始める時期

自己推薦書を準備し始める時期について説明しておきます。

 

まず、「早ければ早いほどいい」です。

 

自己推薦書に書く内容は、「これまでの活動について」が中心となります。そのため、受験する直前になってからでは準備できないので、将来推薦を受けるつもりであるのであれば、早いうちからいろいろなことに取り組んでおく必要があります。

 

勉強面だと、学校で習う内容だけでなく主体的に学び続けて大会などで発表を

部活動であれば、全国大会などに出場するなどの成果を

生徒会活動であれば、生徒会長

 

このような活動は大きなアドバンテージになります。輝かしい取り組みといえるでしょう。しかし、推薦を受ける人全員がこのような輝かしい経歴を持っているわけではありません努力でできる範囲の活動をしておくとよいでしょう。

 

勉強面だと、主体的に学びを続けて、大学での学びや研究につなげられるようにする

部活動であれば、部長になってチームをまとめる

体育祭や文化祭の実行委員長になって成功させる

 

このような取り組みであれば、個人の努力で達成できる範囲と言えます。部活動の部長は、先生からの指名や部員からの推薦という可能性もあると思います。誰でも出来るものではないと思うかもしれませんが、推薦では積極的な活動を評価するものなので、これくらいは達成しておきたいというところです。

 

よって、推薦入試を受ける直前、3年生の夏休み明けになってから準備を始め、上記のような取り組みがない場合、アピールできるポイントを考えていかないといけなくなるので、非常に辛くなります。せめて高校3年生になって推薦を受けたいと思ったのであれば、そこから活動実績を作っておきたいところです。

 



②自己推薦書などの書類を手に入れて、条件を確認する。

自己推薦を受ける場合、必ず大学のパンフレット、受験要項を手に入れてください。あと、HPもすぐに見られるようにお気に入りに登録しておきましょうHP上でパンフレットや募集要項、その他見返しそうな資料があればダウンロードしておきましょう。学校の先生や塾の先生にすぐに見せられるようにしておけば、アドバイスをもらうときに役に立ちます。

 

資料を手に入れたら、出願に必要なものを揃えていきます。学校に依頼して作ってもらうものもあると思うので、早めに伝えておきましょう。(特に調査書は2週間以上余裕を持って伝えましょう。成績のタイミングで差し替えが行われるときに、2,3日しかないとなると大変なことになります)

 

自分で作成する資料は、「志願票」「自己推薦書」「志望理由書」「学習(研究)計画書」「その他」に分類されると思います。多くは「志願票」「自己推薦書」「志望理由書」の三つだと思います。

 

※参考ページ

AO・公募推薦対策! 志望理由書が書けません!という人

AO・公募推薦対策! 入学後の学習計画が書けない!という人

 

今回は「自己推薦書」の書類を見てください。データの場合は、印刷しておいてください。書き直しなどを含めて3枚くらい印刷しておくと、あとで手間が省けます。紙の要項だった場合は、必ずコピーをとっておいてください。原本は提出用にするので、3~5枚くらいはコピーしておきましょう。

 

さて、ここまで準備が出来たら、次は条件を確認します。「自己推薦書」に直接書かれていることもあれば、募集要項に載っていることがありますので、しっかりとチェックして、すぐに見られるように書き出しておきましょう。

 

(例)

「これまでの活動が具体的に分かるように」

「主体的な活動を具体的に」

「協働性がわかるようなエピソードを添えて」

「志望理由がはっきりとわかるように」

「社会に出てからなりたい自分の像を明確にして」

 

 

色々あると思いますので、きちんと取り出しておいてください。

 

次に大学のHPかパンフレットを使います。大学か学部かは異なると思いますが、「求める学生像」について調べてください。「アドミッションポリシー」でも構いません。そこに書かれている求める姿について、必ずメモをしてください。先ほどの条件と同じ紙に書いておくと、あとで見返しやすくなるので、しっかりとメモしておきましょう。

 

「求める学生像」については、別の記事でも触れていきます。

 

自己推薦書の書き方 3 大学が求める理想像を調べよう

 



③過去の経験や取り組みを洗い出して、使う材料を決める。

さて、情報が揃ったら自己推薦書を書き始める・・・と思うかもしれませんが、いきなり書き始めると失敗します。二度手間になるので、この手順を必ず踏みましょう。

 

過去の経験や取り組みを洗い出す

 

とにかく、使えるかどうかは別として、「過去の経験」「過去の取り組み」を書き出してください。アピールしたい事柄です。できるだけたくさん書いておく方がよいです。「こんなことアピールになるかな?」と思うものも書いておきましょう。

 

書き出すことが出来たら、使う素材を決めます。特に指示がない場合、600字程度であれば1つ、800字程度であれば2つ選びます。その際には、②で調べた条件や学校が求める像を参考にしつつ、適合する話を選んでください。この時には「自分はこれが一番だから言いたい」という気持ちは捨ててください。それが適合していない場合は、何のアピールにもなりません。冷静な判断が必要です。

 

素材を選び終わったら、その話のどの部分が使えるかをよく考えましょう。切り口を間違えると、せっかくの素材が台無しになりますので気をつけましょう。

 

ここまで出来れば、後は構成を考えてから書き始めるだけです。すぐに書き始めずに事前準備をしっかりと行ってからにしましょう。その方が結果的に早く仕上がります。

 

参考

自己推薦文の書き書 1 構成を押さえよう

 



まとめ

今回の話は以下の三点を中心に見ていきました。

 

①準備し始める時期

②自己推薦書の書類を手に入れて、条件を確認する。

③過去の経験や取り組みを洗い出して、使う材料を決める。

 

しっかりと準備してくださいね。

 

 

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