古文の意識調査を実施してみた!
古文の意識調査を実施してみた!
先生!前回古文の意識調査したって言ってましたよね?
はい。そうですよ。今回はその話をしようと思います。
早く知りたいです!
まずは概要から説明しますね。
前回の対話形式やりすぎて疲れたから、今回からは対話形式は必要最小限にとどめるって言ってたな・・・(ボソッ
意識調査の項目と対象人数
古文の意識調査は次の項目で聞きました。
1 国語の偏差値は?
2 古文は得意かどうか?
3 古文の授業はどのように受けていたか?
4 古文の単語調べはどうしていたか?
5 古文の好きなところ
6 古文の嫌だったところ
7 古文で苦労したのは?
8 古文の授業のためにネットで検索するのなら?
1~4に関しては選択式にして、ある程度ソートをかけられるようにしました。5~8に関しては自由記述で答えてもらいました。
調査の実施母体は「クラウドワークス」で活動している人たちです。年齢制限は設けていませんが、基本的に成人が行っていますので、20代以上だと思ってください。年齢、男女問わず50名に答えていただきました。
そのため、古文の授業に対するイメージや辞書に対する心構えが異なりますので、偏った回答ではなく、それなりの幅を持った回答を得ることが出来ました。(ちなみにクラウドワークスで活動している人は、国語の偏差値が中程度から高い人が約70%を占めていました。低かった人は14%でした。)
国語の偏差値は様々な活動に影響するので、高いに越したことはないでしょう。社会に出れば、読んで理解する能力が高いほど、さまざまな活動ができます!
古文単語の調べ方と学力の関係は?
古文単語の調べ方と学力は関係するのではないかと思い、アンケート項目に入れました。しかし、集計してみると、成績が低くても辞書で引いている人もいれば、成績が良くても引いていなかったり、単語帳で済ましていたりしました。あまり関係性がないのかもしれません。
これにはいくつか状況が考えられます。辞書を引く行為が強制されていたので、やっていただけだったり、辞書をどういう風に引くのかがいまいち分かっていなかったりするのではないかということが考えられます。一方、引いていなかったり、単語帳で引いたりしている人でも、適切な情報を拾うことが出来ていれば、引く媒体は何でも構わないということかもしれません。
古文単語については、学校現場でも意見が分かれます。辞書を引かせた方が良いという人もいれば、単語帳で充分だという先生もいます。どちらが正しいのかと思いましたが、なんとも言えない結果になりました。
少なくとも、適切な引き方を出来ていない可能性が高いと思います。特に引いていたのに出来ない人は、辞書に載っている複数の意味をうまく使い分けられていないのではないかなと思います。だから、辞書を引くことを学んでから引く習慣をつけるべきかもしれません。
辞書の引き方を学べる機会を用意した方がいいかもしれませんね!
古文の授業の受け方と成績変化の関係とは?
古文の成績が辞書だけ決まるわけではありません。授業をきちんと受けていないと分かるものも分からなくなってしまいますからね。よって、授業の受け方と成績の関係を調べてみました。
授業の受け方については、「1予復習をして、きちんと授業を受けていた」「2予復習はしていないが、授業を聞いて理解していた」「3授業を聞いても理解できなかった」「4寝ていた」という項目にしました。1,2が優秀な受け方と普通の受け方としました。3、4は良くない例として考えました。
成績上位層の人はほとんどが1でした。一部2が混じっています。3,4は誰もいませんでした。逆に成績が低い人は1,2の人もいますが、3,4が増えました。どうやら授業の受け方と成績はある程度関連するようです。
詳しくは聞いていませんが、成績が悪くても1,2の人は、苦労したことに「単語を覚えたり、調べたりするのが大変だった」と書いている人が多かったのです。どうやら、どこまで予習するのか、どういう風に勉強するのかがうまく確立されていなかったようです。そのため、時間の割には成績に反映されていなかったようでした。
予習・復習と一口に言ってもどんなことをやればいいのか分からない。どういう風にしたら良いのか教えて欲しい!
さいごに
アンケートの調査項目は複数あるので、それに関しては、別の記事で紹介していきます。アンケートに関しては報酬をお支払いしているので、皆さん真剣に答えてくださいました。当サイトや馬締自身の活動に役立ちそうです。
学生ではなく、大人に対してアンケートしたのは、全体を振り返ってどう思ったかを知りたかったからです。生徒に聞くと、直近で困ったことになりますので、結果が偏ってしまいます。そうならないために範囲を広げて取りました。
今回は以上です。これからアンケート結果を基に結果をご報告しますので、楽しみにしておいてくださいね。