小論文は書き出しが重要! スタートを切れるかどうか





小論文を書こうと思ったけど、ペンが動かない……なんていう経験ありませんか?私が指導してきた生徒の多くはペンが動かないタイプでした。小論文に困って私のところにやって来るわけですから、仕方ありません。

小論文は書き出しが決まると、ペンがスラスラ動くことが多いです。文章を作成するときは、書き出しのエネルギーが必要です。今回はその「書き出し」に焦点を絞って学んでみましょう。

 

小論文の書き出しでありがちな「私は」でスタート

小論文の書き出しで最も多いのは「私は」ではないでしょうか?実際に検索してみると、「小論文 書き出し 私は」というキーワード検索がサジェストにあがってきます。そのくらい書き出しに「私は」を、「使うのか、使わないのか」を悩んで検索しているのだろうと思います。

結論から言うと「私は」の書き出しは「あり」です。積極的に勧めるかと言われれば悩みますが、何も書き出しが思いつかないのであれば、「私は」でも仕方がないでしょう。高校入試くらいまでなら、それほど違和感が無いと思います。大学受験となると、書き慣れていない感じがしなくもないですが……

 

「私は」の書き出しだと、その後に「意見」を述べるしかないのです。「私は○○だと思います」といった形になるので、冒頭で意見を、その後に根拠を述べます。そうすることで書き出しは完成します。

 

 私は資本主義社会の国家は今後成り立たなくなると思います。なぜなら、資本主義社会は貧富の差を生み出し、格差社会を助長するからです。

 

こんな感じで書き出すことができるのです。しかし、これではあまり目立たないです。だから、小論文で好印象を与えたいのならば、あまり使いたくないところです。

しかし、書き出しに詰まってしまって文章が書けないのであれば、「私は」を始めにおいて、意見と理由を書き始めてしまうと良いでしょう。

 



小論文の書き出しで、インパクトがあるのは?

小論文の書き出しでインパクトがあると、採点者の興味を引くことになります。基本的に小説やブログのように不特定多数の人に読んでもらう場合は、見出しのインパクトが重要ですが、小論文の試験では、採点者は一通り目を通すことになりますので、見出しが悪いから読んでもらえないということはないので、安心してください。

しかし、始めの印象が悪いと、その後の心証に影響します。一応複数人で見るために、チェック項目が設定されて採点されますが、その値に影響するといっていいでしょう。

 

では、どういう工夫をすればよいかということを考えてみたいと思います。

 

採点者は試験後に何枚、何百枚という小論文を読むことになります。一つずつじっくりと読む時間が無いので、さっと読むことになります。その際、始めが陳腐(ありきたり)なものだと読む気がしません。何枚も何枚も同じような始まりをしていれば、それだけ読み飛ばされてしまうわけです。

そこで、一工夫をしましょう。切り口を変えるということですね。先ほどの例文を少し変えてみましょう。

 

 昨今、資本主義社会の国は貧富の差が広がり、格差社会となってしまっている。この現状を鑑みると、今後の社会は今のままでは成り立たなくなってしまうと私は考える。

 

先ほどの根拠としてあげていたものを「事実」として使うのです。現状を説明した上で、意見を述べるという方法です。冒頭の例を他の人が考えつかないであろうものを挙げて、そこから上手く文を繋いでいくことができれば、かなり好印象となります。

この手の方法は、テーマに対する豊富な例を持っていなければ難しくなります。「事実」→「主張」→「根拠」→「展開」という形になるので、「事実」がきちんとしたものでなければなりません。そこを丁寧に押さえておくことができるかが重要です。

 



小論文の書き出しの練習方法

小論文を書くために必要なのは、「準備」と「構成」だと以前の記事で書きました。

小論文の書き方を調べている人は要注意!?「コツ」「型」にだまされるな!

 書き出しの練習をするのであれば、「準備」をまずはしなくてはいけません。過去問から出題されそうなテーマを絞り出し、その情報を仕入れるのです。それを文章でまとめておいて、引き出せるようにしておくのです。そうすることで「事実」の問題はクリアすることができます。

 

例えば、タイムリーな話題を取り上げるのであれば、2018年の夏は暑かったですよね。この異常気象が入試に取り上げられるのは1年後もしくは2年後です。この夏の話を「暑かった」だけでとどめてしまっては意味がありません。どれくらい暑く、どういう事態が起きたのかをまとめる必要があります。

 

真夏日が100日を超えた観測点は24カ所あります。猛暑日が30日を超えた地点は38カ所ありました。真夏日が100日を超えるということは3ヶ月以上にわたって、真夏日だったということです。これは異常気象だということができます。

 

そして、これだけで終わってはいけません。ここから先、具体例は書きませんが、関連事項として、「熱中症の死者数はどうなったか」「学校での問題はどういうのがあったか」「台風の日本接近数が多くなった」「台風の規模が強かった」などが考えられます。こういう風にテーマとそれに関連する事項をつなげて情報をまとめておくと強くなります。

 

つまり、まずは情報を収集します。テーマに沿って収集しておけば、引き出しがいくつかできるでしょう。その次は、過去問や例題を見て、そこで使えそうな情報を引き出します。「キーワード」の形で書いておくといいでしょう。「主張」+「キーワード」を並べて、道筋を考えます。そして、それらを使って、書き出しを書くという練習をすればいいでしょう。

うまく並べられている場合は、その書き出しで文章の続きがスムーズに書けると思います。その場合は最後まで書いてしまって、添削してもらいましょう。逆に、全然書き進められないということは、その書き方ではうまくいきませんので、練り直しが大切になります。

 




 

さいごに

さて、いかがだったでしょうか?書き出しは「私は」でも構わないので、書く練習をしてみましょう。そのためには、上に挙げたように情報収集と構成を考える練習をし、その中で書いてみるというのがいいでしょう。

慣れてくれば、「私は」で書くのが気持ち悪く感じるでしょう。そのような文章をあまり見かけないからです。情報が豊富になってくれば、情報から書き出せるので変わってくると思います。

必ず事前に練習して、添削してもらってを繰り返しておかないと書けませんので、早めの準備をしましょう。

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