教員採用試験(教採)落ちた・・・・・・落ちる人の特徴は??
教員採用試験(教採)落ちた・・・・・・落ちる人の特徴は?
お兄ちゃんの友達が教員採用試験落ちたって言っていました。
それは残念でしたね。
採用試験は受からない人が多くて何度も受けるもんだって言っていました。
それは一昔前の話で、今は倍率も下がっていて、校種にもよりますが、それなりに受かりやすくなっています。教員の質の低下がそれで問題視されているくらいですからね。
そうなんですか。結構受かりやすくなっているんですね。
教員採用試験に落ちる人ってどんな人なんですか?
教員採用試験のプロではないけれど、周りで落ちた人はいっぱいいたからその人の特徴ならわかるよ。
聞いておきたいです!
では、今回は私の周りにいた、教採に落ちた人の特徴の話をしましょう。
目次
教採の一次試験で落ちる場合
私が教員採用試験を受けた時は、一次試験が「一般教養+専門教養」と「面接」で、二次試験が「専門教養」と「面接」と「模擬授業」でした。一次と二次しかありませんが、5つの関門がありました。一般企業でもこのくらい受けると大企業レベルですね。
その中で、1次試験で落ちる人の特徴を書いておきましょう。
1 一般教養+専門教養が7割ない場合
一般教養の試験で7割取れないと落ちます。これは昔から言われていた基準で、私はちょうど7割でした(自己採点の結果)。68%だった人は落ちていました。まずはここが一つだと思われます。自治体によって合格ラインが変動するので7割から8割くらいだと思っておくとよいでしょう。
自治体によって出題方法は変わりますが、一般教養は中学校までの学習内容が多いです。国数英理社だけでなく、音楽や美術の内容も出てきます。問題の割合はバラバラですが、きちんと勉強していれば問題ないでしょう。(マジマナは中学時代勉強していなかったのでピンチでした)ただし、国語、数学、英語だけは高校レベルのところもあります。その場合、国公立の人は問題ありませんが、私学に進学した場合3教科受験の場合が多いので、不利になります。気をつけましょう。
専門教養は少し勉強すればそれほど難しくありません。大学に入ってからの講義でも全てを習うわけではないので、ここはみんな同じスタートラインで勉強開始できます。有利不利はあまり関係ないでしょう。
2 一次面接で落ちる人
私が受験けた時、面接で落ちる人がいました。落ちた人には点数が届くそうですが、筆記試験はクリアしているのに面接で落ちている人がいました。「12/120」という結果で統一されていました。面接の結果が1割というのはびっくりする点数ですが、面接不合格者は現実を突きつけられます。
私の見る限りでは、日常の会話も少し噛み合わない人が落ちていた気がします。大学の中では少し変わったやつ、面白いやつとして認知されて、問題ありませんが、社会に出ればコミュニケーションが取れません。そういう人は落ちていました。いくら勉強できてもコミュニケーションができない人はお断りということだなと思いました。それでも、この人も受かるんだってレベルで受かっていたので、1次の面接で落ちるのはよっぽどの人と言われていました。
もはや面接は門前払いに近いですね。少し構えるだけでも合格できそうな気がするのに。
2次試験で落ちる人の特徴
2次試験まで進むとあまり落ちないと言われていました。1次での倍率が6倍くらいでしたが、2次試験は2倍くらいなので、基本的なことができれば落ちないと思います。
しかし、2次試験で落ちる人もいます。その人たちの特徴を見ていきましょう。
1 専門教養ができない
筆記試験は専門教養です。一次の筆記とは違って記述式になりました。国語は「評論、小説、古文、漢文、指導案」というボリュームで、60分しか時間がありまあせんでした。どう考えても全部解かせるつもりがありません。おそらく、古文漢文を捨てても、現代文と指導案でクリアできるような内容だと思います。
過去問と標準回答を見ていましたが、正直、解答がおかしいなという感じでした。全然まとまっていないのです。作った人の解答なのか、誰かに書かせたのかわかりませんが、文章をまとめ上げて解答する必要はなく、本文を利用して解答を作ればいいという中学生レベルの解き方で構わなかったのです。
なので、現代文と指導案を完璧に仕上げました。私は時間が余ったので、古文漢文もほぼすべて解答しました。専門教養は落ちることはないだろうという出来だったと思います。
その状態だったのですが、落ちた人が答え合わせしようと持ってきた解答はほとんどが間違えていました。かなり自信を持って、私が間違っていると言っていましたが、結果ではっきりとしました。専門教養がまともにできない人は落ちてしまいます。
2 面接ができない
二次試験の面接で落ちた人は周りにいませんでした。10分くらいの面接で、教員採用試験の本に載っているような質問しかされなかったからです。私は標準解答が嫌いなので、自分の意見を言いました。
私の時は「最近の高校生の振る舞いが常識ないものとなっているのをどう考えるか」というものでした。なので、電車のマナーについて触れた後、「子どもは大人の真似をして振る舞います。そういう振る舞いをするということは、普段電車を利用する大人がそういう行動を取っているからだと思います。最近の若いものはって言う前に、自身を見直すべきでしょう」と答えたことを覚えています。
これくらい大人に対する批判を言っても落ちなかったくらいですから、大体大丈夫ですよ。
3 模擬授業ができない
これで落ちたんだろうなって人がいました。模擬授業は出し方がいろいろです。当日にお題を発表して行う場合、事前にお題が通知されて用意してくるパターンもあります。私が受ける前年までは前者の出題方法だったのですが、私の時は事前に準備するパターンに変わりました。
それに時間が5分しかありませんでした。授業の一部分を切りとってやるしかありません。それに、事前準備ということは、情報を仕入れて来られるかが問われていると思いました。私は知り合いに頼んで、指導書のコピーをもらって、どういうのが一般的なのか調べておきました。
標準的な展開をして、その中で笑えるポイントを作ると思って準備しました。狙い通りにできましたので、試験官が思わず笑ってしまうポイントを狙えました。これは試験終わりに、褒められましたので、間違いない方法だったのでしょう。
落ちている人は、何をやっているのかわからなく、ウケ狙いだけをしている人でした。お笑い芸人みたいな人はみんな落としたと言っていました(その後試験官だった人と知り合ったので聞きました)。大学内での教採対策の勉強会などで変なことが出回っているので注意しましょう。
ということなので、事前の調べができず、笑いだけに走った人が落ちていました。
二次試験は専門性を高めることと、情報を仕入れる力なんですね。それって人脈ってことにもなりますよね。
さいごに
ということで、今回は教採に落ちやすい人の特徴をまとめてみました。これは全てではありません。最初に述べたように、私の周りの人です。私が受けた自治体では置いた人が、よその自治体では合格していたパターンもあるので、なんとも言えません。
しかし、学力不足、事前調査不足は不合格に直結します。本気で受かりたいのなら、徹底的に情報を仕入れるべきですね。
当たり前のことですが、受ける自治体の過去問は手に入れましょう。本屋さんに売っていますから簡単に手に入ります。二次試験の試験は自治体に問い合わせればコピーをもらえることが多いです。それも手に入れましょう。
あとは、合格者とのパイプを持っておくべきです。何をやったのか聞いておくといいでしょう。しかし、大学の教採対策の勉強会は、落ちた先輩が幅を利かせている時があります。注意してください。彼らの真似をすると落ちますよ。情報は取捨選択が大事です。間違えないようにしましょう。