勉強法 高校生のあるべき姿!




勉強法 高校生のあるべき姿

 

林太郎
林太郎

高校生って、中学生の頃は憧れていましたが、なってみるとそうでもないなーって思います。

majime
マジマナ

そうだね。大人に近づいてはいるけど、まだ未成年。大人とは異なるからね。

林太郎
林太郎

先生ってどんな高校生だったんですか?

majime
マジマナ

うーん。どうだったんだろう?おとなしい方ではあったと思います。心の中では色々と思っているけど、口にはしないタイプでした。

林太郎
林太郎

そういうタイプが一番怖いです。

majime
マジマナ

でも、学校生活の中でもどうやって説明したら分かりやすいんだろう?ってよく考えていましたね。先生の授業を見て、どういう展開をするのかってのを見てました。

ひかり
ひかり

その頃から、教えることに興味を持っていたんですね。

majime
マジマナ

高校1年生の時に先生になりたいって思ったので、そこからはずっと見てましたね。

ひかり
ひかり

早くに目標が決まっていたんですね。

majime
マジマナ

確かにそうかな。目標が決まって、それに必要なことが分かっていたので、勉強のモチベーションは高かったと思いますよ。

林太郎
林太郎

そういえば、先生は定期テスト前に時間を増やして勉強することが無かったって言っていましたよね?

majime
マジマナ

はい。その通りです。

林太郎
林太郎

それってどうやったんですか?教えてください。

majime
マジマナ

じゃー勉強についてあるべき姿をお話ししましょうか。

 

勉強法 高校生の時の取り組み

私は高校生の頃、テスト前にテスト勉強をしたことがありません。普段通りに過ごして、高得点を維持していました。特進コースは定期テストも難しく、高評価は難しいと言われていましたが、評定平均4.8ありました。(最大5)。

 

では、どうやってその成績を維持したのかというと、普段から勉強していたからというのが答えです。1年生の時は、「予習+復習2時間」を毎日やっていました。予習は以前にも紹介したように(「02 勉強法!古文の予習・復習のやり方」「03 勉強法!漢文の予習・復習のやり方)、楽チンをしてやっていたので、それほど時間は掛かりません。30分もあれば翌日分、ものによっては1週間分くらいしていたと思います。復習2時間は数学がメインでした。かなりの量の問題を解いていました。あとは理科に費やしていました。(国語は!?って言われそうですが)

 

これを実行できたのは、高校入試の結果がヤバかったからです。7点なかったら落ちていたという順位だったので、勉強しなかったら卒業できないという恐怖心がありました。あと、土日はあまり勉強する時間を取ることが出来なかったので、平日に分散してやろうと思ったのです。

 

当時はあまり言われませんでしたが、教える立場になって、高校生の勉強のあり方を調べてみると、1年生は2時間が目標らしいです。「学年+1時間」が毎日の勉強時間の目安だそうです。

 

2年生の時は4時間くらい勉強していました。2年生からは特進コースに上がったので、勉強に付いていくためにはそれくらい必要だろうと思っていました。1年生の時と同様に「予習と復習」が中心ですが、それだけでは4時間はいきません。

 

私は2年生の時に、現代文の壁にぶつかりました。学校の教科書に出てくる現代文が「自慢話」にしか思えなかったのです。なぜこの話を読まないといけないのかと不思議になりました。ところが、先生は説明しているし、同級生は何も文句を言わずに読んでいるので、これは自分がおかしいのではないかと思うようになったのです。

 

そして、確信しました。「評論文とは何か分からない」ということでした。そこから、現代文の研究をしようと思って、現代文の参考書を買いあさって勉強していました。その時間が加わったので、4時間になったのです。

 

3年生になったら受験勉強を開始したので、6時間から8時間くらい勉強していました。国公立を狙っていたので、それほど多くは無いと思います。当たり前か少し少ないくらいです。これまで定期テストでクリアしてきていたので、復習を中心に勉強していました。現代文はほぼ完成していたので、英語にかなり時間を割きました。単語、文法、構文などの暗記物を必死に覚えていきました。夏休みくらいまでには何周かし終わっていたので、夏休み明けの模試では英語の偏差値が60を下回ったことがありません。

 

というような感じで勉強していました。高校1、2年の時は毎日の復習でテスト前も同じように復習をしていればクリアできました。高校3年生の時は受験勉強をしていたら、それがテスト範囲をカバーしていたので、特に勉強しなくても出来ました。

 

というわけで、私が定期テスト前にテスト対策をしなかった経緯はこのようなものでした。

 

林太郎
林太郎

テスト前の勉強はしてなくても、普段からしているので、時間的にはかなりの量になっていたんですね。テスト前だけ頑張った人の何倍にもなるので、それは高得点も納得できます。

 



勉強法 高校生の受験に向けての取り組み

受験に向けての取り組みは先ほども書いたとおりです。私は受験するとき、情報を間違えて入手してしまったので、教科の時間配分を間違えてしまいました。センター試験では全教科、二次試験は国語と英語でした。二次試験の国語と英語がべらぼうに難しいと有名な大学だったので、かなりレベルをあげておかなければと思い、国語も、苦手な英語も偏差値70くらいにしたのです。

 

しかし、センター試験では全教科なので、それなりに点数を取らないといけません。国語、英語、生物は8割を突破できるので大丈夫でした。数学と現社は6割くらいでした。少しレベルアップすべきでしたが、時間が足りず手が回せず。問題は日本史でした。40点くらいしか取れませんでした。

 

日本史の勉強方法が分かっていなかったので、いくら勉強しても40点以上取れなかったのです。ちなみにノー勉ではありません。私大の過去問を解くと8割以上取れるのです。定期考査も9割くらい取っていたので、センター試験のみ点数が取れなかったのです。この不思議な現象が現役の時は解決できずに困りました。

 

それと、新課程に切り替わったところだったので、旧課程に配慮が行われました。現役生が不利になった時期だったのです。その波に見事にのまれてしまい、普段ならB判定かA判定だろうっていう点数が取れたのですが、D判定でした。そういうことで現役では落ちてしまったのです。

 

私立大学はお金が払えなかったので受験しませんでした。センター試験の結果を利用すれば、それなりの大学には合格できたようです(浪人時の予備校の相談会で言われました)。特待生で予備校が拾ってくれることになったので通うことが可能になりました。(当時、満額払うと130万円しました。私大1年分です。でも、特待生だったので13万で済みました)

 

という経緯をたどりました。ここから高校生の受験に向けての取り組みは、

 

①情報収集

②過去問から逆算

③基礎力のトレーニング

 

が必要だと思われます。まずは受けたい大学の情報を収集することですね。募集要項などは確実に手に入れましょう。そして、過去問です。何が出題されるのかチェックは必死です。そして、基礎力のトレーニングです。基礎力とは「集中力」「暗記力」「理解力」です。これらは受験勉強でかなり鍛えられます。

 

よく大学の善し悪しで判断するなと言われますが、大学名で判断する企業や面接は、この基礎力の高さに期待しているわけですね。ひどく苦しい壁を突破して得た力はすごいですからね。

 

ということで、高校生の間はこの基礎力を高めておくことです。出来れば高1、2年生で鍛えておきたいところです。私はそこの情報が無かったので、1年遅れになってしまいました。そうならないためにも、高校生の間に手に入れておいてくださいね。

 

ひかり
ひかり

先生の過去がよくわかりました。学校の勉強だけじゃ大学受験はダメなんですね。自分で勉強して力をつけていかなきゃいけませんね!

 



さいごに

さて、私の過去を交えながら、必要な力について書いてみました。私は学校の定期テストでは正解の選択を取れました。でも、これは誰かに教えてもらったわけでは無く、窮地に立ったから出来たことでした。

 

受験に対しては、ほぼ独学で考えてやっていました。一応自習室を使うために個人塾に通いました。大手の塾や予備校ならもっと情報が手に入ったのかもしれません。そうしたらもっと違った道があったかもしれませんが、高校生が手に入れられる情報には限りがありました。

 

浪人時代、予備校にはたくさんの情報があったので、参考になりました。また、分析するのが板に付いていたので、予備校時代は過去問を分析しまくって、勉強しました。数学と日本史を中心に行いました。

 

最終的には全体偏差が70くらいになっていました。関西圏にある大学のほとんどはどこでもいけそうな感じでしたが、私は変わり者なので、近場の通える学校が選択肢でした。ということで、予備校とは揉めましたが、近所の大学に行きました。通学時間は無駄だと考えたからです。そういう合理主義的なところはあります。

 

今もその選択に後悔はしていません。大学でいっぱい勉強したので、満足です。今も大学とはつながりがあって、すぐにいけるのでラッキーです。大学の選び方も少し考えてみた方が良いかもしれませんよ。

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