勉強法! ノートの使い方 ~中高校生編~
勉強法! ノートの使い方 ~中高校生編~
ノートってかさばって大変です。鞄は重たくなるし・・・・・・置き勉してしまいます。
折角の復習の宝庫なのに置き勉するんですかっ!?もったいないですよ!
先生!鞄の鞄重たいの知っていますか?
知っていますよ。私が高校生の頃の鞄は11~13キロありましたよ。
重すぎます!!何が入っていたんですか!?
辞書が家に無くて、高校で初めて買ったので、毎日持ち歩いていました。国語辞典、古語辞典、英和辞典・・・・・・この三冊に加えて、教科書、ノート、水筒、お弁当・・・・・・重たかったですよ。
エグいですね・・・・・・重すぎだと思います。置き勉しなかったんですか?
高校に入ってからは毎日復習していましたからね。持ち帰りが基本でした。ロッカーには、外靴と体育館シューズくらいしか入っていませんでしたね。
高校生の鏡みたいな生活していたんですね。
いや、それまでがひどかったからね。あとは、入試の点数がやばかったので、卒業できないかもしれないっていう恐怖心ばかりでした。
先生、嫌なこと思い出せてすいませんでした。
いや、そうでもないですよ。良い思い出です。むしろそれだけ重たかった私は工夫を凝らして、卒業する頃には鞄が超軽くなっていましたよ。
えっ!?
人は不便から便利を生み出しますからね。その秘訣はノートにありました。その方法をご紹介しましょう。
目次
常識を疑う!誰が決めた1教科1ノート!!
鞄が重たくなる理由にノートの多さがありますよね。一つの教科書に一つのノートっていうイメージがありませんか?「教科書+ノート」がセットだと6時間授業で、「6教科書と6ノート」です。かさばりますよね。重さもそれなりになります。
しかも、このシステムだと、ノートを取り違えるとダメージでかいですよね。別の所に書いてあとで写しかえないといけません。これって自分が悪いけどやる気を失うんです。私もその経験があります。
ノートが一冊になれば、五冊分軽くなりますよね。何よりかさばりが少なくなります。そうするためにはどうしたら良いのか考えてみました。
ノートについて真面目に考えたこと無かったけど、言われてみればそうかもしれない。
救世主のルーズリーフ!?
まず簡単に思いつくのが、ルーズリーフです。ノート一枚一枚がバラバラになっているので、書いていって、ファイリングするだけで済みます。なんと素晴らしいアイデアなんでしょう。そう思って、ルーズリーフに切り替えた時期がありました。
ところが、ルーズリーフって安く手に入れようと思ったら、200枚入りとか買います。バラバラに置いておけないですし、何枚使うか分からないので持ち歩いていました。それに加えて、バインダーが必要です。これがある程度の厚みがあるんです。
バインダーとルーズリーフの替えを鞄に入れると・・・・・・結局ノートくらいの厚みになります。
そこで、バインダーにある程度の余裕を持たせて挟んでおいて持ち歩くようにしました。そうしたら、ルーズリーフの替えの分が少なくなりました。少し鞄がスッキリしました!
しかし、また落とし穴が待っていました。時間が経過するごとにルーズリーフのバインダーがどんどん重たくなってくるのです。全教科を一つにファイリングするわけですから重たくなっていきます。あとは、プリントをノートに貼るように指示されると大変なことになります。思ったよりかさばります。それと、B4サイズのプリントが来たら最悪です。ノート見開き用ですが、バインダーの真ん中にはリングがあるので、上手く貼れません。真ん中で切断して、さらに周囲を切り落とさないと貼り付けられないことになりました。
ルーズリーフもいいのですが、結局かさばるし、重たくなるし、何より管理が面倒でした。ルーズリーフを入れようと思って、全部バラバラって落ちたときには、もうこの世の終わりかと思いますよね。面倒ったらありゃしない。
それと、ノート提出の時も嫌がられます。単語カードとかで使う輪っかでとめて提出していましたが、すぐにちぎられていました・・・・・・また、テストが終わった後のノートの処理です。バインダーから外した後のルーズリーフをどう管理するかです。学習内容というのは続いていくので、捨てない方がいいのですが、場所も取るし、うまく保存できなかったので処分することが多かったです。受験勉強の時に困りましたね。
ルーズリーフって整理しただけで勉強した気分になるんですよね。結局できるようにはなっていないのですけどね。
たどり着いたのはノート1冊
結局高校二年生の時にたどり着いたのは「ノート1冊」でした。ノート1冊とは言葉の通りですが、どの教科も1冊のノートに取っていくことです。何月何日何時間目○○と書いて、どんどんノートを取っていきました。
このノートスタイルになってから成績がグンとあがりました。なぜ上がったのかというと、休み時間とチャイムが鳴って授業が始まるまでの間に、簡単な復習が出来たからです。教科を問わず、朝なら前日からの流れ、昼ならその日の復習を細かく出来たからです。1時間で進む量はたかがしれていますから、こまめな復習が有効なのです。
それに、みなさん、時間割って頭に入っていますよね?つまり前の範囲の内容を見返すのも、日付を中心にページを戻せば、前回の内容もバッチリです。1教科1ノートなんてしなくても充分見返せるんですよ。
この方法は結局その後も続けています。大学でも私はノート1冊でした。周囲からは不思議がられましたけどね。でも、何人かはいました。あとは、「雑記帳」っていうノートを作りました。授業で習ったことだけではなく、その時に疑問に思ったことをメモしていって、後で調べるノートです。思いついたこと、考えたこともメモしていきました。
つまり、普段持ち歩くのは、授業用ノート1冊と雑記帳1冊です。教科書もかさばる物はコピーを取りました。日本史など歴史系は参考書を買って家に置くことで代用しました。ロッカーには、教科書、便覧、図説、辞書を置いておき、家には参考書や問題集を置いて、棲み分けをしました。あとは、電子辞書を買いました。当時は白黒の発音もしてくれない物でしたが、2万5千円しました。お年玉を全部使って買った記憶があります。
これで、家でも勉強が出来るようになって鞄が軽くなりました。実は、1年の途中で鞄がちぎれたのです。重すぎて、ブチッ!って教室中に響く音で崩壊しました。その日は、先生からゴミ袋をもらって、それに入れて帰った記憶があります。(サンタクロースと呼ばれました)
ノート1冊になってからはそんなことなくなりました。
ノート提出がある教科への対応法
ノート1冊法にも弱点があります。それが「ノート提出」です。全部が書いてありますから、ノートを提出してしまうと、手元に何も無くなってしまうのです。他の授業のノートも取れなくなります。それになにより、先生から嫌がられます。
結局1教科1ノートは学校の先生が提出チェックしやすいように仕組まれているんですよ。私もノートチェックしてくださいって言われて、したことがありましたが、みんな1教科1ノートでやっていて、律儀だなって思っていました。
さて、では私はどうやって対応したかですが、ノート提出の科目が少なかったので、ノート提出を求めてくる先生には、「ノート1冊法」の説明をして、すべて1冊に収まっているのでコピーでもいいか尋ねました。コピー単体を出すと嫌がらせるので、コピーをノートかルーズリーフに貼り付けて、その提出でも良いか尋ねたのです。
大体の先生はOKしてくれました。友達のコピーじゃ無くて、自分のノートであることは見比べてもらえればチェックできますからね。中には、その場で見て返却してくれる場合もありました。頭の固い先生ではなくてよかったと思います。
というよりも、むしろノートの説明をして、そのノートを見た先生は驚いていました。行き着いた結果なので面白がってくれました。あとは定期テストも基本的に8割以上取っていたので、その方法を否定されることはありませんでした。結果が残っていれば、方法は認めてもらえるものです。みなさんも自分に合う方法を見つけて、相手を説得してみましょう。
結果があれば否定しづらい。形式だけにこだわれなくていいってことですね。
さいごに
この「ノート1冊法」で大幅にノートを減らし、学校に教科書・資料集・紙辞書、家に問題集・参考書・電子辞書という形で持ち運ぶ物を減らしました。完全に荷物減ってからは2~3キロだったと思います。5分の1です。さすがに手ぶらというわけにはいかないですけどね。もし、荷物に困っていて、ノートについて考えたことが無い人はやってみてください。結構楽になりますよ。