古文の助動詞のスリム化できるところ!




古文の助動詞のスリム化できるところ

 

林太郎
林太郎

先生!前回はスリム化をするために助動詞の全体を見渡しましたよね。

majime
マジマナ

そうだね。前回の内容を覚えているかい?

林太郎
林太郎

はいっ!「助動詞の識別」をするために「助動詞の接続」を覚えることでした!

majime
マジマナ

はい。その通り。詳しくは「古文と言えば助動詞!?一体何をしたら良い??」を読んでくださいね。

ひかり
ひかり

今回は早速中身にいってください。

majime
マジマナ

はいはい。そう慌てないでください。今からお話ししますね。

 

古文の助動詞の活用表をラクにする方法

多くの学校の授業では、助動詞は「活用表」から入ると思います。用言(動詞・形容詞・形容動詞)で活用表を覚えたと思いますが、それと同じように助動詞の活用表一覧を見て、覚えるように言われます。

 

これって、精神的ダメージが大きいです。覚えることに慣れていない時期に活用表をなんとか覚えたと思ったら、用言を超える勢いで助動詞の活用表を見てしまうとやる気なんてなくなります。でも、用言をしっかりと覚えた人なら、この助動詞の活用表は一気に減らすことが出来ます。

 

まず助動詞の活用表を見て気づきませんでしたか?用言の活用と同じものが多いなと。実は助動詞の活用表の下の方に「活用の型」と書かれた欄があるのですが、気づいていましたか?実は、助動詞の活用表って、ほとんどが、用言で習った活用の型です。

 

つまり、どの助動詞がどの型かを覚えるだけで終わるわけです。楽チンでしょ?覚える量がぐっと減ります。「四段活用型」「下二段活用型」みたいに覚えれば良いのです。

 

えっ?それを覚えるのも嫌だって言う人がいるんですか?甘いですね。甘いけど、さらに上級のスリム化があります。用言の見分け方で、「ず」を後ろにつけて、何活用か調べる方法がありましたよね?それを使えばもっと楽になります。つまり、未然形の欄だけ覚えるのです。そうすれば、用言の識別の要領で判断が付きます。

 

ただし、注意して欲しいのが、「無変化型」と「特殊型」です。5つほどありますので、それらは今回でしっかりと覚えてください。

 

これで、活用表が大分スリム化出来たと思います。あっ、ちなみに用言サボった人はスリム化出来ません。そのまま頑張って覚えてもらうことになります。高校の勉強は投資と借金に例えられます。きちんと最初の覚えることを覚えた人は、その後も積み重ね部分で楽チンができます。先行投資です。しかし、そこでサボった人は借金です。借金はどんどん膨らみますからね。高校に入学して、速攻手を抜いた人は痛い目をみるように出来ているのです。

 

ちなみに、高3になってから受験で痛い目を見たくなければ、1、2年生で習う文法はしっかりと頭にたたき込んでおくことです。ここでの抜け、漏れがあとあと響きますからね。気合い入れてください。

 

林太郎
林太郎

なんと!用言やっていれば活用表ってほとんど終わりじゃ無いですか。知らなかったー。

 



古文の助動詞の意味が多すぎる!?

古文の助動詞の意味って非常に多い印象がありますか?確かに複数持っているものが多いですね。まずは基本となる意味を覚えていくことが大切になると思いますが、最終的には全部覚えてもらうことになります。

 

ここでは、これは要らないとか出来ませんが、工夫はあります。それは頭文字を取って語呂合わせにして覚えてしまう方法です。有名なものに「べし」があります。「スイカトメテヨ」と覚えたら、それぞれの意味の頭文字になっていて再生できるものです。

 

私はこの方法で、他の助動詞にもゴロを作って覚えています。意味が四つくらいまでならそのまま覚えますけど。多くなったら覚えやすいように工夫します。

 

あとは、「べし」の打消バージョンが「まじ」、「む」の打消バージョンが「じ」という風に覚えます。片方を覚えて、打消をつけて覚えるっていう方法をとっています。これは少しスリム化できますよね。

 

助動詞の意味を答えさえる問題って意外と多いので、覚えておく必要があります。選択式なら、名称を覚える必要はありませんが、「文法的説明をせよ」っていう問題で記述だと、意味の名称を自分で書く必要があるので、覚えておく必要があります。

 

助動詞の活用表は、上記の通りスリム化できますので、「無変化型」と「特殊型」だけ白抜きにします。そして、意味の部分は全部白抜きにして、5分間でそれを全て埋めるトレーニングをしてもらいます。大体1週間も練習すればばっちりできるようになります。

 

あとは問題をしっかりと解いていくことです。問題を解く中で扱えなかったら意味がありませんからね。

 

ひかり
ひかり

覚えるところを絞ってテストをすれば、一回のテストの大変さがマシになりますね。

 



さいごに

以上、スリム化できるところの話をしてきました。用言の活用をしっかりと覚えていると、本当に応用が利くので便利です。ちなみに用言の活用表は13種類です。ここで覚えておけば13種類です。一方助動詞は26個ありますので、全部覚えようとすれば倍の時間が掛かります。

 

同じ事をするのに2倍の時間をかけるなんて馬鹿らしくないですか?用言をやってしまう方が確実にお得なんです。勉強をしてても出来ない人というのは覚え方が下手なんですよね。こういう省略できるところはどんどん省略して覚えていくようにしましょうね。

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