現代文 語彙力の基礎力強化法
現代文 語彙力の基礎力強化法
語彙力不足で現代文が読めない人、苦手だという人がいます。
日頃の取り組みで語彙力は変わってきます。どういう取り組みをすれば良いのかを確認していきましょう。
現代文の語彙
高校の現代文では、多くの重要語句が出てきます。テーマに沿って、理解しておいた方がよい語句がたくさんあります。
それらを勉強していくわけですが、語彙自体をきちんと理解するためには、文脈でおさえておく必要があります。文章理解が伴うのです。
ところが語彙力不足になると、この文章理解でつまずいてしまい、先に進めなくなってしまうのです。
現代文の文章を理解するためには、新たに修得する語句ではなく、すでに修得しているとされている語句をきちんとおさえておく必要があります。基本となるのは、中学生レベルの語句です。
中学生レベルの語句習得
中学生の時、語彙の習得について、それほど勉強した記憶がないかもしれません。学校の教科書に出てくる語彙を押さえていれば、クリアできることが多いからです。中学生の頃の語句は、生活に出てくる語句+αという形でした。ここで苦手になって人は、日頃から言葉に関心を向けていなかったことが原因となるでしょう。
ところが、高校生になると、生活語彙が少なくなり、中学語彙+高校語彙に切り替わっていきます。中学生の頃は生活語彙があればクリアできることが多かったので、中学語彙が少なくとも何とかなりましたが、高校からはそういうわけにはいきません。
そこで中学レベルの語句を習得する必要があるのです。
そこで、このテキストがおすすめです。中学校の教科書を全て手に入れて見直すことは大変です。中学生向けの市販のテキストは文章題の問題集か、漢字の問題集が多いです。そこで語彙に絞って見たとき、非常に役に立ったのがこの本です。
教える側になってから解いてみました。問題構成は難しくなく、非常に解きやすいです。しかも広い範囲の語彙を拾うことが出来るので、中学生語彙を習得するにはもってこいのテキストでした。
中学生語彙の習得後は・・・
中学生の語彙の習得後は、文章に触れた方が良いでしょう。
高校の教科書について学習するのと良いですが、それでもまだハードルを感じる場合は、高校受験向けの文章読解の問題集に挑戦してみましょう。覚えた語句を文章の中で理解する作業は非常に有効です。
高校生になってから中学生の問題集と解くと、とても速いペースで解くことができます。いきなり高校のテキストで苦戦するくらいなら、一冊くらいさかのぼってやっておいた方が、結果的に近道になります。
さいごに
語彙力の強化には問題集を一冊決めてやればいいでしょう。1回やっても修得できた気がしないのであれば、2周3周としましょう。それで十分です。複数の問題集を買っても問題がほとんどかぶってきます。
現代文を読めるようにするためには、それなりに時間が必要になりますので、まずは一歩から確実に踏み出していきましょう。