01 勉強法! 現代文の予習・復習のやり方!
勉強法! 現代文の予習・復習のやり方!
現代文って、どうやって勉強したらいいか分からないですよね。だから、予習も復習もしようがありません。
現代文はどうして勉強方法が分からないんだろう?
だって、日本語で書かれているじゃないですか?読んだら分かりそうだし、読んでも分からない文章は書いている人が悪いんですよ。
暴論だね。日本語で書かれているけれど、評論文は普段話している言葉で書かれているかい?
書かれていないです。なんか堅苦しい感じがします。
評論文は相手に自分の考えを伝えるために用いられる文章の書き方なんだ。だから、日本語で書かれているからって何も勉強せずに読めるってことはないんだ。
小説はどうなんですか?感じ方って人それぞれだと思うんですが……
そうだね。感じ方、つまり感想は人それぞれでいいと思います。でも、小説の問題で「あなたはどう思いましたか?」って聞かれることはあったかな?
うーん無いような気がします。
よくある勘違いに「作者はどういう思いで書きましたか?」というような問題も基本的には存在しないんだ。
えー!?あったような気がする。
気がするだけでほとんどないはずだよ。少なくとも試験ではね。授業で聞かれることはあるかもしれないけどね。
では、なんて聞かれるんですか?
本文に登場する人物がどう思っているのか、どうしてそういう行動をしたのか、ということを中心に聞かれます。本文から読み取れる範囲でね。
そうなんですね。
ということで、今回は現代文の予習と復習の仕方を説明していきましょう。
予習の目安は「音読」「語句調べ」「要約」
現代文の予習ですが、現代文には「評論文」「小説」「随筆」があります。どれでも同じような予習で構いません。
まずは「音読」してみましょう。目で読む「黙読」では、読めない漢字や語句を飛ばしてしまいがちです。特に漢字を見て意味が分かれば読めた気になってしまうのです。だから、しっかりと音読しましょう。その時に読めなかった言葉には印をつけましょう。意味の分からない言葉にも印をつけておくといいでしょう。
次に「語句調べ」です。これは音読の時に印をつけた言葉を調べましょう。読みや意味を調べるといいでしょう。教科書でも、ノートでもメモしておきましょう。あとは、各単元ごとに重要語句が教科書に書かれているので、それを調べておきましょう。
最後に「要約」です。100字くらいを目安に要約するといいでしょう。全体の要約が難しいのであれば、意味段落や形式段落ごとに要約しておくといいです。要約は、文章を理解していないとできません。なので、要約できる部分は理解が十分なところです。要約が上手く出来ないところが、「分からないところ」です。要約できないところを授業でしっかりと理解するようにすれば良いのです。
ここまで準備しておけば学校の授業中余裕が出来ます。その分しっかりと話を聞き、理解に集中できます。
ちなみにですが、現代文の予習があまりしてこないという現状から、予習プリントが課される場合があるでしょう。そういうプリントはしっかりと取り組んでおいてください。平常点のためもありますが、それに従って予習しておけば大体把握できるのでいいと思います。
出された宿題をきちんとやることで、予習になることもあるんですね!
復習は内容を思い出す頻度を高める
現代文の復習って結構簡単です。しかし、ため込むと大変なので、ちょくちょくやることをおすすめします。
何をするのかというと、ノートと照らし合わせながら、本文を読み返してください。音読することをおすすめします。ノートを見ずに音読して、ノートの内容を思い出せるようになれば完璧です。
これを繰り返しておけば、定期テスト前は漢字や語句や記述式の問題など、部分的に復習をすれば済むようになるでしょう。
一通り授業を受け終わったら、本文の要約を作っておきましょう。文章全体を通して、100字です。要約を作ると言うことは、必要な部分と不必要な部分に分ける必要があります。本文の核となる部分だけを拾ってまとめるのです。これは一朝一夕ではできませんが、しっかりと練習を積むことでできるようになります。
要約練習は、国語の授業ではあまり扱われないけれど、必要になる人が多く、小論文で必要になる技術です。しっかりと練習して、本番で焦らないようにしておきましょうね。
ちなみに復習を溜めてしまうと、音読して思い出す範囲が広くなり時間が掛かります。それに、記憶は「接触回数」が多いほどよく覚えられます。そのため、まとめてやるとあまり記憶に残りません。細かくやっていくのがおすすめです。
接触回数が多くなるほど覚えられますし、好感度があがります。苦手意識克服にもいいですよ。
予習と復習の時間配分
予習と復習の時間配分を考えておきたいと思います。
予習は「一つの文章」ごとに行います。そのため予習には時間が掛かります。1~2時間掛かってもよいでしょう。授業自体も何回かに分けて行われると思うので、それだけ時間を掛けておけば、しばらく持ちます。他にも予習をする必要のある科目もあると思うので、まとめてやっておくのです。
復習は「各時間後」に行います。時間は5~10分程度でいいでしょう。音読しながらノートを思い出す練習をするだけですから、1回ずつきちんとこなしておけば、それほど苦にはならないでしょう。しかし、短いからといってサボってしまうとたくさんになって思い出せないので、大変なことになります。必ず、各時間後に行ってください。
マジマナの授業では「予習プリント」と「復習プリント」があります。これで予復習の代わりにしてもらおうと思っていますが、結構ハードです。そういう場合はいいのですが、プリントなどが無い場合は、自分できちんと行う必要があります。
これは上級者向けですが、授業を受け終わったら、オリジナルで問題を作ってみましょう。先生だったらどこを聞くかなと考えて、問題を作るのです。オリジナルのテスト問題です。練習していればだんだんと当たるようになりますので面白いですよ。
細かくやるのが大切なのか。溜めるからできなくなっちゃうのか。
さいごに
さて、今回は予習と復習のお話をしました。私の経験上、いくら予習のやり方と復習の方法をお話ししても、すぐに「やり方が分かりません」って言われます。ただ、忘れているだけなんですが、「分からないからやらなくていい」という謎の論法を持ち出すのです。
いいですか。いくら言い訳をしても、結局は自分に跳ね返ってくるのです。自分が楽になるように予習と復習は持って行くものです。そのことを意識して勉強していってみましょうね。
予習……「音読」→「語句調べ」→「要約」
復習……音読しながらノートの内容を思い出す
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