小論文の書き方 やりがちなミス16 連続する「しかし」
小論文の書き方 やりがちなミス16 連続する「しかし」
小論文の添削を通して、よくあるミスを紹介していきます。自分の小論文でやってしまっていないか確認してみましょう。
連続する「しかし」
文の途中で「しかし」を使うことはよくあります。適切に使用すれば、主張したいことを強調できる役立つ接続詞です。しかし、これを連続して使うとややこしくなってしまいます。
例
Aだ。しかし、Bだ。しかし、Cだ・・・
この場合、Aと読んで、「しかしBだ。」とあれば、BはAと対になるものだと考えられます。しかし、この後にも「しかし、Cだ」と続いてしまうと、BとCは対になることが分かっても、「A=C」なのかどうかが分からなくなります。
このような使い方をしている人は、大体においてAとCが大きく離れた内容となっています。大きく離れた内容になるのであれば、論理的に説明する必要があります。ところが、本人の中では繋がってしまっているので、伝わらない文になってしまうのです。
「しかし」が連続した場合は、説明しきれていない可能性が高いので、よく見直した方がよいでしょう。