小論文の書き方 やりがちなミス④ 投げかけない
小論文の書き方 やりがちなミス④ 投げかけない
小論文の添削を通して、よくあるミスを紹介していきます。自分の小論文でやってしまっていないか確認してみましょう。
投げかけない
小論文のテーマに対する切り口として、投げかける形(~だろうか?)を使う人がいます。投げかけ事態が禁止されているわけではありませんが、投げかけを行った場合、必ずその答えを回収しないといけません。
入試小論文の場合、字数制限が800字前後と短く、とても回収できる分量ではありません。たいていの場合は、そのまま未解決で終わってしまいます。
また、投げかけには「読者の興味をかきたてる」効果があります。しかし、入試小論文は採点者に読んでもらえますので、興味をかき立てる必要はありません。誰が読むか分からない場合に有効な手段ですので、入試小論文では必要ありません。
よって、投げかけを使うメリットはありません。回収し損ねて話が分からなくなってしまうデメリットしか存在しません。
負の相乗効果
投げかけのデメリットで、非常に痛手を負うものがあります。それは、「~だろう」「~と思う」と併用すると、かなり自信のない小論文になってしまうことです。
この相乗効果は主張がはっきりせず、中途半端な提案の形で終わってしまうことがほとんどです。
入試小論文においては、本当にメリットがないので。投げかけを使ってはいけません。
参考例