スーパーリスニングとは?




 

スーパーリスニングとは?

 

majime
マジマナ

スクールスタディアムではスーパーリスニングというトレーニングメニューを実施します。とはいえ、これが一体何なのか分からないと思いますので、説明をしたいと思います。

 

majime
マジマナ

スーパーリスニングはマジマナが学校で教えていた時に考え出したトレーニングメニューです。2014年から始めたトレーニング方法です。といっても、手順は簡単です。

 

 

トレーニングの目的と効果

本トレーニングは、「聞き取り能力向上」を目的に考案しました。2014年以前より、高校生の聞き取り能力の低下に対抗策はないものかと思っていました。聞き取り能力低下は、様々なところで支障を来します。第一に、授業内容の理解が著しく低下します。第二に、講演などを聴いたときの理解が出来ずに、話がつまらなかったと思うようになり、講演などに対する姿勢が悪くなります。第三に、これらのことを放置することで、学校生活がつまらなくなり、学校に対する気持ちが沈下します。

 

聞き取り能力が低下していると、一斉講義型の授業の吸収力が低下します。話を聞いて理解出来ないのは当然の結果です。しかし、それでは、主に話を聞くことの多い授業の成績がどんどんと悪化していきます。ひいては、生徒本人にとって不利益になってしまいます。

 

そこで、聞き取ることに特化したトレーニングを意識的に行うことで、聞き取り能力を向上させることに成功しました。

 

このトレーニングの結果、生徒から次のようなコメントをもらいました。

 

・先生の話を聞きながら、メモすることができるようになった。

・板書が追いつかなかったけど、追いつくようになった。

・集中のオンオフの切り替えが出来るようになって、授業が楽になった。

・書くスピードが格段に上がって、勉強スピードが変わった。

 

というような効果が得られたようです。特に高校1年生で実施すると、その後の学習効果に大きな成果を得ることが出来ます。また、全体的に授業がついていけないという生徒に大きな効果がありました。

 



トレーニング方法

 

どの教科でも応用可能ですが、私が実施していたのは古典の授業で行いました。

 

まず、何も書かれていない本文プリントを用意します。ここに、記号の書き方のルールだけを載せます。初めての時は、例を載せておくといいでしょう。

 

01児のそら寝白紙

 

鉛筆と消しゴムだけを用意します。集中の邪魔にならないように、他の筆記用具は片付けておきましょう。

 

後は、ひたすら聞き取るだけです。先生が次々と文法事項を読み上げていきます。それまでに習った範囲の文法事項です。それを言葉の指示通りに書き取っていきます。スピードは徐々に上がっていきます。

 

時間は15分から30分くらいの幅で行います。事前に集中する時間を明示しておくと効果が上がります。解答は配りません。聞き取らないと、情報を見落とすことになります。

 

読み上げる資料を手元に用意しておくと、読み間違いがありません。

 

01児のそら寝見本

 

なお、実際には私は「児のそら寝」であれば、用言は全て読み上げていました。それは、生徒の様子を見て、それくらいの集中力であれば、少し頑張れば出来ると思ったからです。当サイトでは、ピックアップしてあります。全てを読み上げていると、時間がそれなりに掛かります。一つのサイトでそれだけの時間を掛けるのは難しいので、簡略版です。

 



トレーニング実施の注意点

このトレーニングの効果を最大にするためにはいくつかの注意点があります。

 

①集中の邪魔になるものを排除する。

②とにかく付いていくことを目的とする。

③付いていくのに余裕がある場合は、文法事項を先生よりも先に思い出す。

④聞き漏らしたり、書き間違えたりしても慌てないこと。

⑤読める字で書くことを優先する。ゆっくりと丁寧に書かない。

⑥後で見返して読めない状態はアウト。

⑦最後まで諦めない。

 

というところです。それほど珍しいものはありません。とにかく諦めずにやっていると伸びてきますので、大丈夫です。

 



当サイトでの実施方法

現実では私が前に立ってしゃべっていけばいいのですが、ネット上では私がリアルに現れることが出来ません。

 

そこで、音声ファイルを使おうと思っています。本サイトでは、一部オーディブルを実施していますので、読み上げ機能が有効であることが分かっています。それと同じ方法で読み上げたものを再生できるようにします。

 

スピードのコントロールは出来ませんが、情報量を抑えていますので、ある程度のスピードでやっていこうと思います。

 



さいごに

この方法はパーフェクトな方法ではありません。はっきり言って、これまでの授業のやり方を切り取っただけです。ただし、書くスピード、聞き取るスピードはそれまでよりも速くしています。また、時間制限があるので、集中する時間を短くしています。

 

この方法で慣れてくると、講義形式の授業のスピードが遅くなったような感じが起こります。それは、聞き取る方の能力が上がったからです。

 

改良する必要はまだまだありますが、現状では取り組みやすく、分かりやすいかなと思っています。今後改良バージョンが出来たら、また更新していきますね。

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