古文の嫌いなところ ワースト5!




古文の嫌いなところ ワースト5!

 

林太郎
林太郎

先生!前回好きなところはベスト3だったのにワーストは5つもあるんですか!?

majime
マジマナ

はい。そうなんです。やっぱりみんな苦手意識があるようですね。

林太郎
林太郎

確かに、嫌なところっていうと、いっぱい思い浮かびそうです。

majime
マジマナ

さて、世の中の人はどんなところが嫌だったのか見ていきましょう。

 

1位 単語関係(覚える・理解する・調べる)

圧倒的に多かったのは単語関連でした。上位にランクインするとは思っていましたが、1位だとは思いませんでした。でも、これはもうダントツでしたね。単語に苦戦した人がそれだけ多いということでしょう。

 

単語を覚えるのに苦労したという人の意見はよく分かります。覚えるのって大変ですから。これは訓練次第で鍛えられるので、実は訓練不足という側面もあるのですが、その訓練が大変だから嫌になるっていう流れはよく分かります。

 

後は、調べるって言うのも分かります。辞書を引いて学習している人が今回の調査では多かったので、辞書引くのに苦労したと言うことでしょう。今は電子辞書があるので、多少マシかもしれませんが、それで辞書引きは苦手だという人が多いでしょう。

 

これは、仕方の無いことかもしれませんが、せわしなくなった現代病の一種です。辞書を引きながら難しい文章を解読していく……という楽しみ方を経験することがほとんどないからです。その文化がある頃は辞書を引くって当たり前で、しんどいとか面倒とかそういう感覚は無かったはずだったのですが。

 

他にも言葉を理解するのが難しいという意見がありました。これは古語の意味が複数に分かれるからだと思われます。一つに単語の5,6個の意味があるときがあります。現代語も同じような性格を持っているけれど、日常に使う言葉ではあまり意識せずに使えるから、気にしていないという感じです。「ヤバい」なんて、今現在で使用範囲が広がっていますよね。これが1000年後先の日本人がみたら、「意味がいっぱいあってわからない!」ってなります。そういう感覚だと思えば、複数あるのも難しいことじゃないのですが、辞書の引き方の問題で、うまく使えないという可能性が高いですね。

ひかり
ひかり

辞書の引き方って習った記憶が無いなぁ?なんとなくで引いています。

 



 

2位 覚える(単語・文法・文章)

第2位は「覚える」ということでした。古文と聞くと、いっぱい覚えなきゃいけないって感じがするのでしょうね。「単語」は1位と同じ事でしょう。でも、古語は500~600語くらい覚えるとある程度読むことが出来ます。しかし、これは現代語の知識がきちんとある場合に限ります。現代語の用法が弱い人は、古文単語になっていない単語でさえ調べないと読めないので、余計に辛く感じてしまいます。

 

でも、単語に関して言えば、英語だと基本語で1600~2000語程度求められます(大学受験の場合)。それに比べると、1/3程度です。量だけで考えれば圧倒的にマシなのですが、なかなか簡単には感じないようですね。

 

「文法」に関して、私はこれが1位にランクインするのではないかと思っていたのです。文法の教科書があって、それを覚えないといけないのです。こちらも英語に比べれば大分少ないのですが、表現がややこしいところが結構あります。だから、難しいかなあって思っていたんですが……

 

文法の用語が難しいという意見もありました。文法用語は日常では使わないので覚えないといけません。しかし、多くは中学校で習う国文法と同じです。いくつか増えるだけだから、高校の古典文法では正直なところ新しいネーミングは数えるほどなのです。ということで、中学の国文法で分からなくなって、そのまま引きずっているということなのかなと思います。高校受験にしか出てこないので、さらっとやって忘れ去られてしまいがちですね。

 

「文章」を覚えるのが大変だったという意見もありました。これは意外でした。中学校の古文では本文暗記をさせられます。それが定番になっています。発達段階を考えても、まだ空で暗唱できる時期ですので、覚えることは可能だと思います。しかし、高校生になってくると、空で暗記するのはなかなか難しくなります。理屈で理解したものでないと覚えにくいからです。だから、文章を丸暗記させるというのは高校生の勉強としては不向きなはずです。あまりそういうことを考えない先生がいるのかなと思いました。

 

ただ、和歌は覚えておいて損は無いでしょう。理解する内容が少ないので、覚えやすいというメリットです。そこに文法事項もプラスして再現できるまで覚えられれば、非常に有利に働きます。覚え方についても記事にした方が良さそうですね。

林太郎
林太郎

先生って、「覚えておいてね」って言うけど、どうやって覚えたらいいのか分からないから、なんとなくその言葉だけ覚えてしまう。意味とか使い方とか結局分からないんだよな。

 



 

3位 文法(覚える、区別)

第3位は「文法」です。私はこれが1位だと思っていました。覚えるのは2位と同じ考えだと思います。文法事項って覚えることが大半ですからね。

 

それと同時に「区別」「使い分け」というものがあがっていました。これは文法をある程度勉強すると分かることです。文法を習って、その範囲だけの問題を解くときは迷わないのですが、同じ文字で複数表す場合は使い分けが必要です。

 

①我行か(時)

②我行き

 

この例文でみると、「ぬ」が一緒ですよね。助動詞です。識別(助動詞の区別をつけること)ができますか?①は打消の助動詞「ず」の連体形ですね。②は完了の助動詞「ぬ」の終止形です。同じ「ぬ」ですが、①は「私が行かない(時)」、②は「私が行った」となって、全く正反対の文章になります。こういう区別が難しいと感じる人がいるわけです。

 

こういう区別で苦戦するのはある程度勉強が進んでからだろうなって思います。これをクリアできたら、受験でも文法はもう怖くなくなるので、クリア一歩手前ってところですね。

majime
マジマナ

文法は時間をかけてやればできるようになります。一から文法を習うよりも、どういう問題が出やすいかを押さえてやると得点に繋がりやすいですよ!

 



4位 文章を補う・歴史的背景

これがランクインするとは思いませんでした。「文章を補う」「歴史的背景」というのは、古文の本文を読む際に、言葉をそのまま現代語訳してもなかなか意味が取れないことから来るものです。そこには、主語や人物を補わないといけません。そのためには、歴史的背景を知っておく必要があります。

 

これは英語とは異なる大きな部分ですね。古文は補うことが非常に多いです。つまり、「知っていないと読めない」のです。これを難しいと思えると言うことは、本当に最終段階です。

 

文章が難しいと思う人は補うことに気づきません。古文そのものが難しいと思ってしまうわけです。しかし、難しい原因は何かって追究すると、この補うことが非常に難しいと気づきます。

 

これは古文を研究する上でも重要なポイントになるのです。ただ、現代語訳しても読めないので補う必要があります。補い方は、同時期の他の文献にあたることです。当時からすると当たり前と思われることを知っておく必要があるのです。特に当時使われていた、「物」「役職」が大切です。使用する物が何なのか、イメージがわかないと想像しづらいですしね。また、階級社会ですから、役職が非常に重要です。文章の中の時代設定を読み取り、「太政大臣」とあれば、その当時の太政大臣が誰かを理解していないと分からなくなってしまうのです。

 

また、一人を呼び表す言葉がたくさんあることも難しさの一つでしょう。「天皇」「帝」「上」・・・これは全部同じですね。時の天皇を指します。そういう知識も必要になるので気をつけておきましょうね。

majime
マジマナ

文章を補うのは最終段階。まずはある程度読めるようになってから注意を払ってみよう。

 



5位 価値を見いだせない

これ少数なのですが、複数あったので、ランクインです。「使わない」のに何のためにやるのか分からないから嫌だという意見です。ま、よくありそうな感じですが……でも、この考えを持った人は非常に不幸だと思いました。

 

なぜなら、高校で習うほとんどは一部分しか人生で使いません。数学だって、高校で習った数学を日常生活で使うでしょうか?使いませんよね。英語だって、日本だけで生活するには使わないですし、海外に行くとしても役に立たない程度ですよね。理科、社会もそう。この発想を持ってしまう人は、連鎖的に色々無駄に思えてしまって、高校行く意味を見失います。

 

こういう発想を持ってしまう人は、いっそのこと高校を辞めたら良いと思います。価値のないところにどうしてしがみつくのかと思います。私は結構ドライに考えています。高校がどこだったか、なんて仕事をする上では役に立ちません。大学に行きたいから高校に行くというのなら、「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」を受ければいいんですよ。これなら、高校に行かずに必要な単位分クリアすれば大学受験できますから。頑張れば3年もかかりません。残りの時間好きなことをするか、受験勉強して、かなり上に行くってことも可能です。

 

ただし、私は古文が無駄だとは思っていません。気づかないだけで、古文の使い方を引きずっています。特に方言のある地域は古語がそのままの形で残っていることも多くありますし、日本家屋だと呼び名が古語のままというのも良くあります。気づいていないだけで日常でも使っているのですよね。

 

あとは考え方とか風習とか、大きく引きずっているものがあります。そういうことに目を向け始めると結構身近な物です。ちょっと意識を変えるといいと思います。

ひかり
ひかり

価値のありなしは人の捉え方によるんですね。古文も日常に活かせる可能性がありますね!



最後に

今回は嫌いなところワースト5をお送りしました。何となくみんな嫌だなって思うところは一緒なのでしょうね。私はあまり嫌に感じませんでした。なぜなら量が少ないからです。英語くらいの量だとげんなりしますが、それよりも少なかったからです。

 

予習の仕方や授業の受け方で負担は大きく軽減できると思うので、やり方を工夫するといいかもしませんね。

majime
マジマナ

勉強方法の取り組みも必要になりそうですね!

 

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