中学校の勉強ができない層の勉強方法とは?
中学校の勉強ができない層の勉強方法とは?
中学生になると定期テストがあるので、勉強できない人がはっきりとしちゃいますよね。
そうだね。数字として表れてくるのではっきりしてしまう面がありますね。
ちょいワルな感じの人が出来ないのは分かるんですけど、真面目そうなのに出来ない人もいました。
見かけと勉強は、必ずしも一致するとは限らないからね。見た目はどうであれ、勉強するしないによりますからね。
心の乱れが見た目に表れるって先生が言っていました。
確かにそういう先生もいますね。学校が荒れていた時代を経験してきた先生方は、「荒れる=見た目に表れる」という感覚をお持ちのようです。
でも、見た目に関係なく、出来る人と出来ない人がいますよね。
そうなんだ。出来る出来ないといっても、勉強に関することであって、全ての能力じゃ無いからね。今回は勉強が出来ない層の勉強の仕方を説明しましょう。
中学校で話を聞かない、復習しないとどうなるのか?
中学校の勉強が出来ない人の特徴として、「話を聞かない」「復習をしない」があります。これは当たり前のことなのですが、話を聞いていないと内容が頭に残っていないので、勉強になりません。そして、一度聞いても復習しなければ脳は忘れてしまいます。忘れてしまったら、テストで結果を出せないのは言うまでもありません。
学校の授業中は、椅子に座っていれば文句を言われないというのがあるかもしれません。前を向いていても、頭の中では別のことを考えていることもあります。学校の先生の努力も必要かもしれませんが、「学校の授業はつまらない」と思い込んで座っているだけの生徒は発想を変える必要があるでしょう。
他にも、「話が理解出来ない」というのもあります。一部の生徒はこの状態に陥っています。話を聞いても分からないのです。個別指導の塾で勉強が出来ない子のヒアリングをすると、この傾向にある子が多くいました。理解が追いつかない場合の人もいますが、それは一部でした。多くは「思考停止」している状態です。
思考停止状態の生徒は、「理解することを諦めている」状態です。脳が疲れるからなのかは分かりませんが、いつの頃からか、話に相づちを打っていればやり過ごせることが分かってしまい、話を理解しない状態になっています。他にも、大人との接触に恐怖を抱いていて、話を聞いているふりをしてやり過ごしているパターンもありました。
この状態の生徒はすごく良い子が多いです。大人からすると言うことを聞いてくれるので、可愛いと思うでしょう。「良い子だけど勉強が出来ない」という認識のもと、放置されます。そして、「もう少し頑張りましょう」や「性格が良いので社会でやっていけますよ」などと言われてしまいます。懇談などで言われていないか気をつけてみましょう。
話を聞かない、復習をしない、話が理解出来ない・・・全部入り口でこけている感じですね。この状態では勉強のしようがないのが分かります。
中学校だけでなく、その後も苦労するタイプ
学校の勉強が出来ないからと言って、その後、社会で苦労するかどうかは分かりません。例えば、法律に興味を持ったとしても学校の勉強にはなかなか表れません。音楽などの芸術分野に才能があっても同じことが言えます。
ただし、「話を聞かない」「復習しない」「思考停止」の状態では、社会に出てからというよりも、いろいろな場面で苦労することになります。まず話を聞かないことに慣れていると、説明を聞かないといけない場面で苦痛になってイライラしてしまうでしょう。また聞き漏らしたことによって不利益を被るかもしれません。
復習しない人は、仕事の内容をなかなか覚えられず怒られるかもしれません。思考停止状態の人は「自分で考えてやれ!」と言われやすいでしょう。とにかく、不快になる状態になりやすくなります。
学校の勉強内容の知識を使うかどうかは分かりません。それを使う職業がありますし、将来の進路の選択肢が広くなり、その中から選べるようになるという利点があります。それよりも魅力的なのは、勉強をする過程で身につけた、「理解力」「集中力」や「全体を俯瞰する力」「先を見る力」が身についてきます。これは他人から言われて嫌々勉強していた人は身につかない力です。
勉強というものは、知識もさることながら、それを習得するために計画を立てたり、調べたり、思考回路を広げたりと多くの脳の活動が待っています。生きていく上で使わないから要らないという論を述べる人がいますが、その人は勉強の本質を分かっていません。そんな情報を鵜呑みにして、何もしないでやり過ごすと後で痛い目を見ます。惑わされないように気をつけてください。
勉強する過程で身につく能力が大切なんですね。言われたことだけをやっていました。もう少し自分で考えてやるようにしてみます!
さいごに
今回は学校の勉強が出来ない人の特徴について書きました。学校の勉強が出来ないからといって、そのまま人間失格というわけではありません。しかし、物事に対する姿勢として、勉強をしないと「損する社会」になっています。
偉い人が考えたシステムですから、油断するとすぐに「搾取されます」。知識を仕入れて対策するしかないのです。そのための力をつけられるのは学校の勉強です。社会に出てからでも間に合いますが、その時には一度痛い目を見ている可能性が高いです。
そういうわけで、私は「勉強を勧めます」。楽しく、面白く、そして賢くなる、そんな状態になれればいいなと思って、日々尽力しています。