高校入試の国語で思ったよりも点数が取れない人の7つの原因①
高校入試の国語で思ったよりも点数が取れない人の7つの原因
高校入試が終わって結果待ちをしている人、結果が出て喜んだり、涙したりした人、受験には色々なドラマがあると思います。
高校生になったら成績開示で入試の点数を聞く人も多いでしょう。そのとき、思っていたよりも国語の点数が低い!ということがあります。
これは主観的な採点により低くなったのではなく、きちんと理由があります。大学受験でも国語が必要になることは多いので、しっかりと原因を考えておきましょう!
原因① 書けたと思っている
これが一番多い点数の差になっています。採点をしていると、文字の書きぶりや、まとめかたから、自信のある解答というのがあります。確かに言おうとしている方向性は合っているのですが、必要となるキーワードがなかったり、誤字や脱字があったりと、減点項目に当てはまっていることが多いです。
他にも、不必要なキーワードを書くことで減点されることがあります。
例えば、2つキーワードが必要だとします。それで各2点の部分点で4点あったとします。しかし、不必要なキーワードが2つあると、1つ1点減です。また、誤字や脱字が2つ以上あると、さらに1つ1点を減点することとなり、結局、その問題は0点となってしまいます。
模範解答を見れば、自分の書いたキーワードが含まれているので、点数があると思ってしまいますが、このような理由で点数がなくなっています。
また、もう一つ大きな減点対象となるのは、文意が読み取れない、不明瞭である場合です。受験生本人の中では、模範解答通りに理解しているけれど、書くことが下手なために、思っていることを書き表すことが出来ていないというパターンです。これは記号問題が満点にも関わらず記述だけ出来ていない人が該当します。このような人も点数につながりません。
原因② 字数制限を無視している
国語の問題では「10字から15字以内で抜き出しなさい」というような問題があります。この場合、10~15字でないと0点になります。この手の問題では、マス目がついていることがあります。これは原稿用紙ではなく、字数をカウントするために用意されているものです。そのため、「。」を最後の文字と同じマスに書いている場合、字数は16字となってしまい、字数オーバーとなります。この場合も採点対象とはならず0点扱いとなります。
ここで採点基準は各学校によって異なると思いますが、判断の難しいものがあります。国語の採点では、「。」で終わることが基本です。後ろに文章が続く場合は付けてはいけませんが、完結型であれば、必要です。
最後のマスに文字が来てしまい、「。」を書かなかった場合です。これは上位校であれば、字数オーバーと見なして0点をつけることがあります。それ以外の学校は判断が分かれます。1点減をつけるか、0点にするか。こればかりはなんともいえません。
とはいえ、最後のマスに「。」が入らない段階で、何かしら答えにミスがあります。部分点しかもらえないところに減点が入ることになりますので、あまり点数がないということが言えます。