07 勉強法! 社会の予習・復習のやり方
勉強法! 社会の予習・復習のやり方
社会って覚えることが多くて嫌になります。もっと覚えること減らせませんか?
覚える項目を減らすことは難しいかもしれませんね。学校のレベルや受験レベルを下げれば、覚えなくて良い項目も出てくるかもしれませんが・・・・・・
覚えるのが嫌だってことで、レベル下げるのは嫌だな・・・・・・
そうだよね。覚える方法を工夫して楽にする方法なら考えられそうだね。
社会って流れで理解して覚えると、単語を覚えるよりも覚えやすいです。
社会が得意な人はそういう覚え方が多いよね。すごく良いと思います。流れをつかんでイメージしながら覚える。完璧でしょう。
そんな風に覚えていたんだ!でも、今更そうやって覚えるの大変だよな。
では、今からでも出来る受け方の工夫をして、楽にしていきましょう。楽にした分を復習に当てて、実力アップをはかりましょうか!
おー!!
社会の予習は用語を覚えるべし!
社会は中学生だと学年が進むごとに変わると思います。「地理、歴史、公民」のくくりです。しかし、高校になると細分化されます。「地歴科」が「地理、日本史、世界史」、「公民科」が「現代社会、倫理、政治経済」に分かれます。
中学の社会は全てを学習しますが、高校では必修で決まっている世界史を中心に学校の設定する科目の履修をすることになります。よって、公民で政治経済を習いたくても、現代社会しか習えない場合もありますので、注意が必要です。
さて、これだけ分かれている社会ですが、全体的な基本のやり方をお話ししましょう。
社会の予習は、授業の前に「用語」を覚えてしまうことです。教科書の太字になっている言葉は予習の段階で覚えましょう。教科書を読んで理解できるのなら、そのまま教科書だけでやっていきましょう。しかし、教科書は不親切です。話が省略されていることが多いです。そこで用語集を使います。
(例)日本史の場合
2018年12月以降は↓
これは一例ですが、こういう用語集が出ています。昔はBが中心で、Aもついでに載っているタイプでしたが、今ではA・B並記になっています。世界史バージョンもあります。山川出版社は教科書を出している会社なので、信用度は高いと思います。少し細かすぎるところがありますが、用語を理解する上では欠かせません。
用語とその説明を理解したら、用語同士のつながりを理解するようにしましょう。単体で覚えるタイプ(一問一答)形式もあります。
こちらも山川出版です。最近では予備校が出しているものもありますので、好きな方を選べばいいと思います。(私は山川出版で慣れているので、そちらを推しています)
ただし、世間では一問一答否定派がいます。「用語だけ覚えても仕方が無いからしなくていい」という論法です。しかし、私は勧めます。否定派の用語だけを覚えて仕方が無いという部分には納得ですが、「用語を覚えた上で無いと内容が理解できない」ことも事実だからです。
別に一問一答にこだわる必要はありません。用語集で覚えられルならばそれでいいですが、自分でやるよりもテキストを買った方が時間の短縮になるからおすすめです。
それと予習で用語覚えることを勧めるのは、授業で新しく用語を習うことになると、「用語の習得」+「時代の流れ」の両方を授業時間中に理解しないといけないからです。黒板を写している間に説明を聞き逃すと、ノートは完成するけど何の話か分かりません。そうなっては復習のしようがないからです。
そこで、用語だけは調べれば分かることなので、先に覚えてしまいます。一問一答で何度も繰り返して、説明見て、すぐに分かるようにしておくといいでしょう。学校の授業では話の流れを理解することに集中しましょう。そうすれば、復習はその流れを押さえるだけで分かるようになります。流れをまとめる作業を抜いて、覚えることばかりやっていると私のようなミスを犯すことになりますので注意しましょう。
授業前に用語を覚えておけば、授業中は流れに集中できるのか。先手を打つのが大切なんだな。
社会の復習は事実関係のまとめを作る!
社会の授業を習った後は、復習が大切です。それは、事実関係の整理です。
事実関係とは、用語同士の関連です。何か事件が起これば、時間の概要を理解しておくことです。「誰と誰が、何の目的で、どういうことをしたのか」を押さえていきます。そして、それが何年に起きたことか理解しておきます。
覚えるべき重要な年号は覚えますが、それ以外はいいでしょう。むしろ、同時代に何が起きていたかを押さえることも大切です。
私は日本史選択でしたが、あまり得意ではありませんでした。定期テストでは点数が取れるのですが、実力試験になると取れませんでした。現役の時のセンター試験もボロボロでした。しかし、私立の過去問を解くと9割くらい解けました。一問一答で知識は入れていたので、関関同立クラスまでは余裕だったのです。しかし、センター試験は取れない。国公立志望だったので致命傷でした。
そこで、浪人時代、日本史にかなり時間を掛けました。何がダメで、どうしたらいいのかを研究したのです。そこでセンター試験の過去問研究をしてあることに気づきました!
時間軸が頭の中に出来ていない!
ということでした。この現象の原因は、日本史の教科書の流れにありました。各時代に分けて、「政治」「戦争」「文化」と分けて習いますよね。だから、平安時代を習ったとすると、3回習うことになるのです。頭の中で、時間軸を元に戻して考えておかないと、時代がどんどん進んでしまうわけですね。
私の頭の中では日本史の西暦が4000年になっていました。これはあり得ません。だって、私たちが生きているのは2000年代。倍以上先になっていたのです。それを修正していったところ、センター試験の問題も解けるようになったのです。
つまり、覚えることも大切ですが、時間軸を中心にまとめ直す作業も大切なのです。そうして、両方がそろうことで社会の実力が一気にアップするのです。
時間軸を中心にまとめ直すのに、便利な参考書がありました。あまり知られていないようですが、私は結構重要だと思います。
歴史の流れを横で確認することができます。同時代に何が起こっていたのかを理解することができます。書き込み式になっていますので、学校の授業で習ったところを復習する形で使っていくといいでしょう。
歴史が苦手な人って時代感覚がつかめない場合が多いみたいですね。それを整理していくことが大切ですね!
予習と復習の割合
予習と復習の割合は「5:5」です。用語を覚えることに慣れてきたら「4:6」くらいになるでしょう。暗記の時間は1時間くらい取りましょう。そこから始めて記憶力を強めていって、30分くらいで覚えられるようになるといいでしょう。
社会は思ったよりも速く進みます。量が多いので仕方ありません。そのためには予習を欠かさず行ってください。でないと、テスト前に地獄を見ることになります。予習と復習がうまく回っていれば、テスト前が非常に楽になります。暗記科目と思われがちですが、理解も重要です。予習を行い、授業で理解し、復習で定着させる。この流れを大切にしておきましょう。
予習・・・・・・用語を先に覚えてしまう。
復習・・・・・・事実関係をまとめなおす。
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