中学の古文単語って何で覚えればいい??




中学の古文単語ってどこで覚えればいい?

 

ひかり
ひかり

先生ー!後輩から古文の勉強ってどうしたらいいのか聞かれました。

majime
マジマナ

なんて答えたんだい?

ひかり
ひかり

問題集に載っている問題をしっかりやればいいよって答えました。

majime
マジマナ

確かにそれも正解だね。だけど学校の教科書の古文をやればいいって言わなかったのかい?

ひかり
ひかり

中学校ってあまり古文やらないんですよね。だから、教科書だけみてもダメかなと思って。

majime
マジマナ

やってないのを一人でやるのは難しいね。でも、ひかりちゃんが教えてあげたらいいじゃないですか?

ひかり
ひかり

そこまでの実力はありません・・・・・・

林太郎
林太郎

中学の時古文ってどうしてたっけな。ただなんとなくやり過ごしていたような気がするな。

majime
マジマナ

そういう感覚の人が多いでしょうね。いざやるとしたらどうするか。今回はそのことについて考えてみましょうか。

 

古文単語の必要性!中学レベルは?

中学校で習う古文は本当に少しだけです。『平家物語』(「祇園精舎」)、『枕草子』(冒頭)、『徒然草』(冒頭)がメジャーなところでしょうか。あとは『竹取物語』(冒頭)を習っていれば優秀な方だと思います。そして、暗唱させることの多い冒頭部分です。

 

暗唱するのには理由があります。これらの作品の冒頭部分は有名だからというのもありますが、文法的にもよく出てくるものが密集しているからという理由もあります。なので、冒頭部分をしっかり覚えて、文法事項を一緒に理解してしまえば、中学校で必要な古文の知識はあらかた揃うことになります

 

しかし、実際の入試では初めての文章を見ることになりますので、暗唱してもそのまま役に立てることができません。特に単語は分からないものが多くなってしまうでしょう。

 

高校入試における古文は、古文の専門の立場からいうと、非常に有名な作品であり、少しだけ単語に注釈をつけると理解できるところが多いです。例えば『竹取物語』の冒頭よりももっとあとを引っ張ってくるとかです。『竹取物語』の語数くらいであれば比較的読みやすいので使われます。

 

そういうレベルの文章は問題集に載っていることが多いです。入試対策用の古文の問題で十分だと思います。それをしっかりと自力で解けるようになっていけば、本番で0点ということはないでしょう。

 

ただし、単語に関してはしっかりと覚えておいた方がいいです。教科書に出てくる文章の古文単語、問題集に出てきた古文単語はしっかりと押さえておきましょう。重要な古文単語を選定して覚えるのもいいですが、現代語訳と見比べて、自分の知らなかった古文単語を覚える方がいいと思います。

 

よく重要なものだけを覚えようとする人がいます。それはそれで大切なのですが、重要なものだけを覚えて万全かと言われればそうではありません。なぜかというと、大人がこれくらい知っているだろうと思うものは外しているからです。その単語をもし知らなければ、あなたにとって重要な古語が抜け落ちることになります。重要かどうかは自分が知っているかどうかで判断しましょう、

 

ということで、「教科書+問題集」をベースにやっていって、その中で古文単語も拾っていくようにしましょう。

 

ひかり
ひかり

教科書と問題集をベースにやるように言ってあげればよかったんですね。今日帰ったら早速教えてあげよう!

 



古文単語は日常でも潜んでいる!?

皆さんは古文単語というのは遠い昔の言葉だと思っていませんか?確かに現代ではもう使わない単語がたくさんあります。そういう古語もありますが、現代でも生き延びているものがたくさんあります。

 

例えば「ありがとう」は、もともと「ありがたし」です。「ありがたし」は「滅多にない」という古語です。これは全然違う意味に感じるかもしれません。こういうのを古今異議語といいます。形は近いけれど意味が異なるものですね。「ありがたし」は「(滅多にないほど)感心だ」という意味も持っています。平安時代から使われている用法ですが、近世以降はこの用法が定着をして、今の感謝の意を表す形になってきたわけですね。

 

このように日常に潜む古文単語はそれなりにあるのです。

 

「すごい」 ←「すごし」(恐ろしい。ぞっとする。)

「あるく」 ←「ありく」(歩行に限らず移動すること)

「念じる」 ←「念ず」(心の中で祈る。我慢する)

 

などがあります。こういう古語には注意が必要です。ですが、少しだけ興味幅を広げると調べることができますので、一度見回してみるといいでしょう。

 

林太郎
林太郎

普段気にしていない言葉もいろいろ意味があるんだなぁ。漢字だってその一つだしね。

 



さいごに

ということで、今回は中学生の古文単語について確認してみました。基本的には「教科書+問題集」を中心にやって、あとは日常にある言葉の昔の意味を知るっていうことでした。これらを押さえておけば古文はそれほど怖い試験ではありません。

 

ただし、気をつけていただきたいのは、高校入試では古文単語や文法よりも、現代語文法の方が重要かもしれません。たくさんあって覚えるのが大変!という声を聞きますが、普段使っている言葉の使い方の名前を覚えていくだけなので、それほど大変ではないと思われます。それくらいは頑張って覚えてあげてくださいね。

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