高校入試の国語で思ったよりも点数が取れない人の7つの原因②

高校入試の国語で思ったよりも点数が取れない人の7つの原因②

 

原因③ 誤字脱字

誤字脱字があまりにも多い学校の入試だと、チェックできるものは限られますが、ある程度の学校以上では、必ずチェックします。その上で次のように分かれます。

 

A 1種類につき1点減

B 1つにつき1点減

 

Aの場合、例えば「生徒」を「生従」と書いたとします。同じ問題で3カ所書いても1点減です。(ただし、違う問にいけば新たに減点されます。)

 

同じ条件で書いてしまったとして、Bの場合、3点減点されることになります。思い間違いによるミスには気をつけないといけません。

 

意外と気になる間違いは「生徒」です。先ほどの「生従」と覚え込んでいる人もいます。また「先徒」となっている人もいます。これは漢字の形を間違って覚えている例です。他にも「関心」「感心」の使い分けの間違いや、「最も最大限」「一番最初」というように意味が重複している例もあります。無意識にやってしまいがちなので、気をつけましょう。

 




 

原因④ 「て・に・を・は」の間違い

助詞の間違いによって文意が伝わらないというパターンです。

 

A 私は伝えられる。

B 私に伝えられる。

 

この二つの例文は「は」と「に」の違いだけです。しかし文意が変わります。Aの場合は可能の意味となります。Bの場合は受身の意味を表しています。この助詞のミスは非常に多く文意が変わってしまいますので、減点対象になりやすいので気をつけましょう。

 

 

原因⑤ 呼応関係が対応していない・主述のねじれ

これは中学校でよく指導されることだと思いますが、「なぜなら」を使えば「からだ」で終わるようにするということです。この関係が破綻している文章をよく見かけます。作文の場合、自分の意見を述べてから理由を言うという流れが大半ですので、この関係性が必要になります。

 

作文では、グラフや資料が付いていることが多くあります。「資料によると」「資料から」という書き始めであれば、「○○と読み取れる」「○○と分かる」という結びが必要になります。しかし、多くは関係のない結びになっていることが多いです。

 

また、これらと同じようにして主述のねじれがひどい場合があります。「私は」で始まっているにもかかわらず「ことだ」で終わっているようなものが見受けられます。

 

この状態に陥る人の特徴は「一文が長い」ということです。長くなりすぎて、着地ができなくなっている状態です。短文で書けば解決しますので、短い文をいかに繋げられるかを練習しておきましょう。

 

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