大学入試はパズルと一緒!?
大学入試はパズルと一緒!?
大学入試ってすごく難しいんですよね?
受ける大学にもよりますよ。高校入試よりも難しいかもしれませんが、突破できないほど難関ではありません。
大学入試って言われるだけで大きくてプレッシャーに感じてしまいます。
なるほど。プレッシャーになるんですね。
確かにプレッシャーあります。どれくらいで通るのか見当もつかないですし、ドキドキです。
大学入試をどういう風に捉えるか、色々ありますね。受験戦争と喩えられることもありました。
戦争ってかなり怖いワードですね。
時代が進み、選ばなければどこかの大学に入ることができると言われる時代になり、受験戦争は一部の上位校、人気校の話になってしまいました。戦争と言われてやる気が出るのならいいですが、なかなかそんな気になれないと辛いですよね。
あまり争いたくありません。
争いという感覚が苦手な場合、自分一人で取り組んでクリアしていくものだと考えられればいいよね。今回は私の勉強に対する考え方の一つをご紹介しましょう。
入試問題は大きな台紙!
私は勉強を大好きなパズルに喩えて考えています。ジクソーパズルです。
ジクソーパズルは色々な大きさがあります。100ピースほどの小さなものから2000ピースを超える大型のものまであります。それを埋めるのは時間と根気が必要なんですよね。でも完成した時の達成感はとても楽しいものです。
大学入試はこの過程によく似ています。大学によって、出題される難易度が異なります。これは台紙の大きさに置き換えられるでしょう。大きな台紙を渡されるか小さな台紙を渡されるかわかりません。難しいほど大きく、簡単なほど小さいのです、
そして必要になるピースが異なります。100ピースでいいところと、2000ピースが必要なところと異なるわけですね。受験生はそのピースを用意していって、当てはまるピースを探し出して当てはめていくのです。制限時間内にどれだけ当てはめられたかで得点が決まります。
大学入試はパズルと同じです。台紙が大学ごとに異なり、それを埋められるように準備していくのです。台紙の大きさは過去問によってある程度判断することができます。必要なピースもある程度の枠組みで絞られるでしょう。
では、ピースをどうやって手に入れればいいのでしょうか?
入試はパズルですか。確かに戦争よりも柔らかい感じがします。
ピースは勉強しないと得られない!
パズルのピースは買えばついてきます。必要なピースが過不足なく入っているので、全部使います。余ったり、足りなかったりすると不良品ということになってしまいます。しかし、大学入試のパズルでは、入試の際に台紙しか渡されません。ピースは受験生本人が用意する必要があるのです。
ピースを事前に用意するとは、勉強してピースを手に入れるということです。勉強して得られた知識が一つのピースです。様々な形をしているので、たくさんのピースが必要です。そして、応用問題や過去問をやることで、ピースの使い方をマスターします。繋がり方を理解する感じですね。
勉強して知識を習得することがピースの数を増やすことに繋がります。しかし、そのピースは微妙な違いを持っていて、見た感じでは同じようなものがたくさんあります。そのピースがどこに当てはまるのかは、当てはめてみないとわかりません。そこで、問題演習や過去問演習で当てはまるところを理解していき、また、その中で、ピースとピースの繋がりを編み出していくのです。
実際の入試では台紙を渡されます。その台紙に当てはまるようにピースをはめていきます。そのピースは勉強によって手に入れておきます。はめ方は問題演習によって習得してはめていきます。しかし、制限時間があります。その制限時間に間にあわせるために、繋げ方をマスターしておかないといけません。そうやって時間内にクリアできるようになるのです。
暗記系の勉強だけではダメなのです。理解や応用の仕方を勉強しないと当てはめられません。もしピースを2万個手に入れたとしても、200個を時間制限内に埋めてくれと言われると、探すのが大変で埋めることができません。出来れば1000くらいのピースで応用のさせ方を200通りくらい覚えておけば十分です。その方が早く確実に解くことができるのです。
ピースを増やすのは大切ですが、無駄に増やしすぎてもよくありません。必要に応じて手に入れるようにしましょうね。
ピースは勉強で手に入れるんですね。無駄に多くてもダメで、使い方を分かっておかないといけないんですね。
さいごに
大学入試のプレッシャーに負けてしまいそうな場合、他のものに置き換えて捉えておくといいでしょう。戦争だとか激しいものに喩えられることがあります。自分が高校生のころはその気持ちで受験に臨んでいたのですが、だんだんとしんどくなってきました。戦争だと一度負けると死んでしまいます。
それだと再起不能だなと思ったのです。そこで、違う考え方はないかと思ったのです。その頃は登山に喩える話がありました。苦しい道のりを乗り越えて頂上にたどり着いて合格を手に入れるという発想ですね。
でも山を登るのはギブアップしなければ頂上にたどり着けますが、入試ではギブアップしなくても頂上にたどり着けない時があるのです。これは困ったものです。喩えとして適切ではないなと思っていたのです。
そこでパズルに喩えてみました。そうすると思ったよりもすんなりと当てはまったので、そのまま使っています。
みなさんも受験のプレッシャーが強い時は何かに喩えて気を紛らわしてみましょう。