小論文のテーマってどんなものがある?




小論文のテーマってどんなものがある?

 

小論文の勉強を始めようと思ったとき、何を書けば良いのだろうってなります。いきなり自分でテーマを決めて書いても良いですが、受験で必要な場合は時間がいくらあっても足りないですよね。個人的趣味で書くのならテーマは自由で良いですが、そうでない場合、目的を達成するためのトレーニングに特化すべきです。。

今回は大学入試の一般入試における小論文のテーマを元に考えてみたいと思います。

追記:小論文2019年度入試の一覧を元に、2020年度入試の小論文について書いた記事はこちら!

2019年度 小論文のテーマってどんなものがある?(国公立推薦入試編)

 

小論文のテーマを調べてみた 2018年度

小論文のテーマを調べてみると、情報をまとめてくれているサイトがあります。もちろん、自分で全ての大学の入試要項をみてもいいですが、果てしなく時間が掛かります。使えるものは使いましょう。

 

2018年度 入試 国公立大・私立大一般入試 小論文出題テーマ一覧

(Benesseマナビジョンより)

 見てもらえば分かると思いますが、ものすごい数があります。これを全部試し書きしてみる……というのは時間の無駄です。自分の受ける大学、それと近い大学の過去問をチェックするといいでしょう。

しかし、ここで、一つ気づきませんか?出題形式です。多くが「文」となっています。「統」「写」なども同じですが、これ文章や図表を見て、その上で答える小論文ということです。

一方、「課」とあるのは、テーマだけが与えられて、答えるタイプの小論文です。お題が大切になってくるわけです。よく小論文の練習を学校の先生にお願いをすると、過去問をやっておいでというパターンと、お題を与えられて書いてくるパターンに分かれると思います。「課」は後者のパターンです。

そして、他にも気になるのがあります。言語の欄を見るとほとんどが「和」です。しかし、中には「英」「和英」があります。つまり、課題文が英語である、または英文を和訳する問題が含まれるということです。

ということで、これらの項目をチェックしてみました。

 




国公立    課   文  (英文)

人文    1   46  (10)

学際    2   32  (2)

社会学   5   94  (13)

教育    9   91  (0)

生活・芸術 0   12  (0)

理学    5   21  (2)

農水産   2   22  (5)

工学    12     17  (2)

医・歯   15   96    (24)

 

まずは国公立から拾いました。人文~生活・芸術までを文系、理学から医・歯を理系としてカウントしてみると…

課   文  (英文)

文系   17   275 (25)

理系   34   156 (33)

合計   51   431 (58)

 

という結果になりました。課題作文っていうのは非常に少ないです。文章題などの文読解が求められます。そして、その文読解に英語が必要になるのが、( )内の数字です。こうやってみると、なんと、理系の方が、英語が必要になる可能性が高いのです。(文系学部では出ないところもあるのに対し、理系では出ないところはないといえます。)

 

これは驚きの事実です。英語と言えば「文系」のイメージがあるでしょう。しかし、理系の学部では論文がほとんど英語です。実は入学後英語を使う可能性が高いのは理系なのです。勉強しておく必要があります。そして、英語が読めても、文章を書くことができなければダメなので、国語も必要になります。「国・英・数・理」と求められる能力がたくさんになります。

 




他に気になるのは、小論文を出題している分野の偏りです。

 

高い  医・歯・薬・保

    社会学

    教育

中   人文

    学際

低   農水産

    理学

    工学

    生活・芸術

 

なんとなく、小論文と言えば、文学部が多いイメージがあるかもしれませんが、トップは医療系でした。医療系の内容が問われるのかと思いきや、全然違うことが問われているようです。

 

「ミツバチの巣探し行動に関する文より、集合知が生じる仕組みや人間における社会的増幅プロセスなどを書く。(370字)」(大阪府立大学)

 

これってかなり知識ないと書けないですね。「集合知」とは何か、「社会的増幅プロセス」とは何かを分かっていないと書けません。これは、医療看護系の知識からかけ離れているので、しっかりと対策をしていないと当日パニックになってしまうでしょう。

 

課題が与えられる小論文では、理系の方が高い割合を示しています。その分、その分野の知識が無いといけません。それに大学の学部ごとによって出題方式が違うことが多いので、自分の受けたい大学を事前に調べておくことが非常に重要です。

 

私立大学の一般入試で出題されるのは数が少ないです。ほとんど推薦で出題されると考えるといいでしょう。集計するにもかなり数が少ないですが、それでもやはり、文章題を読み解いてから書く問題が多くありました。

 



小論文2018年度から分かる対策

このブログのタイトルを見たときに、具体的なテーマを書いてあるのではないかと思った人もいると思いますが、それはあまり意味がありません。まとめてくれている情報を見れば分かると思いますが、各大学、そして学部ごとによって変わります。よって、「これがでる!」とはいえません。

しかし、過去問をやってみることは有効だと思うので、自分の受けたい大学の過去問はやっておきましょう。

 

ここでは、何が言えるかといえば、対策方法です。小論文の対策法といえば、「書いて練習する」だと思われています。その書くときには「テーマ」があって、そのテーマに沿って書くという方法がとられやすいです。

しかし、テーマ小論はごくわずかでした。ほとんどの大学が、「文章読解+小論文」です。つまり、読解無くして小論はないのです。文章読解力を高めておかないと、スタートラインにすら立てないということです。

現代文、とくに評論文の読解演習をしっかり行い、その上で書く練習をしていくことが大切と言うことです。学校で習った文章を読んで終わり、ではなく、作者の主張をまとめながら、自分の意見を書く練習をしておくとよいということです。学校の教科書の文章はジャンルが多岐に渡るので、最適な練習教材となるでしょう。

 



小論文のテーマ 2019年度 予想

ここまで読んでもらえたら、私の言わんとすることは分かると思います。2019年の小論文のテーマは、きっと適当に言えば当たります。ものすごい量が出題されていますからね。でも、今このサイトを読んでいる人が受ける大学のテーマを当てろというのは無理な話です。

しかし、一つ言えることがあります。それは、「文章読解を伴った小論文」であることは多くの人に当てはまるでしょう。課題作文形式で練習するのも良いですが、文章読解を伴うので、それだけではいけません。文章読解を誤ってしまえば、そもそも書いていることが見当はずれになってしまうのです。

ということで、2019年度予想としていえることは、「文章読解を伴った小論文が出題されるので、読解練習と小論文作成の練習をしておくこと」が予想と言えるでしょう。

 

今回のサイトの一覧では、簡単な文章の説明しかありませんので、中身はわかりません。過去問を手に入れれば見られるかもしれませんが、「省略」という形で省略されていることも多いので気をつけてください。著作権の問題で掲載されないのです。(大人の事情ってやつですね)

 

課題作文形式であれば、このサイトでも取り組めるかもしれません。そこは様子を見ながら更新していくことにしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

追記:小論文2019年度入試の一覧を元に、2020年度入試の小論文について書いた記事はこちら!

2019年度 小論文のテーマってどんなものがある?(国公立推薦入試編)

 



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