02 勉強法! 古文の予習・復習のやり方
勉強法! 古文の予習・復習のやり方
先生!古文の予習と復習ってやること多くないですか?
そうかな?やり方次第だと思うけど・・・・・・
だって、本文写し、語句調べ、現代語訳……これ全部やるとすごく時間掛かるんですよ?
それ、もしかして自力で全部やっているの?
まあ、一回やってみて無理だと思ったからやってないけど。
私はやってますよ!やりきった後、達成感あります!
うーん。二人ともやり方がまずいんじゃ無いかな。時間を掛けるべきポイントが間違っている気がするな。
じゃーどうやったらいいですか?
今回はその話をしていきましょう!
古文の予習は何をする?
古文の予習とは何をするかという問題があります。林太郎君が言ってくれたように、「本文写し」「語句調べ」「現代語訳」を事前に行うことが多いのかなと思います。実際私の周りの先生もそういう風に課す人が多い気がします。
でも、これって結構大変ですよね。本文写しってノートに本文写すことです。これって写しているだけですごく時間が掛かりませんか?写しながら文法がどうだ、古語単語がどうだって思いながら写すと意味はあるかもしれませんが、基本的に写経みたいになっていますよね。写すだけ時間の無駄です。
私が高校生の時も、ノートを縦にして、その上半分に本文を写すっていうのが予習になっていました。最初は手書きで写そうと思ったのですが、なかなか上手くいかないんですよね。鉛筆で書き足すから、本文はボールペンで書いておかないと一緒に消えちゃいます。かといって、ボールペンだとミスったときに修正テープで消すので、その箇所は鉛筆では上手く掛けなくなるので邪魔になります。
ということで、古典の先生に許可をもらって、パソコンで打っていました。B5サイズで2段組にして、本文を写していました。ノートと違って見やすいように編集できるので、「、」や「。」で改行しました。基本的に二行に渡らないようにしていました。
それをノートの上に貼り付けて、そこに書き込んでいくことでOKをもらいました。出来るのならそれでもいいと思います。どうせ、手で写そうと、パソコンで見ながら写そうと一緒ですからね。それに、テスト前に真っ白なのを出力して、本文に書き込みしながら復習していました。すぐに復習できるので一石二鳥でしたよ。
「語句調べ」と「現代語訳」を自分でやると時間掛かります。語句調べは辞書を引くだけですが、意味がたくさんあって分からなくなりますよね。とりあえず全部書き出しておくか……って思っていましたが、時間が取られます。現代語訳なんて地獄のような時間が必要です。しかも、自力でしていったところで話の意味が分からないので、ノートにもう一度先生が言う訳を書き写すことになります。そんな状態だと、書き写しだけで手一杯になっていまいます。
私は、この点は学校の図書館で見つけた『新編日本古典文学全集』(小学館)を使ってクリアしていました。これは他の記事(「古文の好きなところベスト3!」「古文でネット検索するなら、何を調べる?」)でも紹介しましたが、ページが三段構成になっていて、上から、「語釈」「本文」「現代語訳」となっています。なので、教科書の該当ページをコピーしてしまえば、全てが手に入るわけです。
といっても、現代語訳や語注を読んだだけでは分からない部分があります。その部分をメモしておいて授業を受けていました。授業ではわからないところを解消したのです。そして、コピーと先生の授業とでズレている部分が出てきます。予習で調べたことと違うのですが、どういうことですか?って質問すると、先生の評価も上がります。勉強しているなって思ってもらえるので、かなりお得でしたよ。
古文の予習は手抜き可能なんだ!手抜きだけど、必要な情報は全てそろっているから、調べるのと変わらないってことですね!
古文の復習は超重要!
予習は、なるべく手軽に効果が出るようにしておきましょう。そして、メインは復習です。復習は習ったことをしっかりと覚えることです。単語や文法など、授業時間内にたくさんの情報が出てくるので、毎日覚えて知識を増やしておきましょう。
特に、ノートに書き込みしたことは何も見ずに再現できるようにしましょう。文法事項は意味を理解した上で覚えましょう。文法の意味を考えずにただ覚えてしまうと意味がありませんからね。「なぜ、連体形になるのか」とかきちんと分かっておいてくださいね?
単語の意味は、本文の意味を中心に覚えましょう。それが完璧になったら、複数ある意味をしっかりと覚えていくといいです。学校の授業で扱う古文の単語をしっかりと覚えておけば、入試用の単語帳を見てもそれなりに分かる状態でスタートできるので楽になります。
予習と復習の割合は、「2:8」くらいです。復習が大事です。よって、予習はなるべく手を抜いて、楽に準備して、復習でしっかりと勉強しておきましょう!
あー時間のかけ方間違っていたな。予習よりも復習が大事だったんですね。
さいごに
予習は手抜きと言っていますが、立派な調べ物です。バラバラに調べるのでは無く、一個にまとまったものを調べるってことです。それに研究をベースに編纂されていますから、かなり詳しい情報も手に入ります。
復習はかなり大事です。記憶に定着させることが大切なので、何度も何度も繰り返しておきましょう。出来れば毎日数分でいいから見て欲しいです。寝る前に見る癖をつけるなどして、忘れずに確認しておきましょう。
古文は知識を吸収すればするほど、ヒット率が上がります!もしかしたら、受験で知っている話が出てくるかもしれませんよ!
予習・・・・・・本文写しと新編全集のコピーで楽チン。
復習・・・・・・その日のことを見直して、しっかり頭に入れる。
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