勉強法! 高校生の基本技術!
勉強法! 高校生の基本技術
高校生になって思ったけど、授業を受ける技術って要りますよね。
そうだね。何も考えずについて行ければ良いけど、ついていけないと思うようなら、基本的な技術が足りていないと言えるだろうね。
基本的な技術ってなんですか?
色々ありますけど、集中力(聞く力)と暗記力ですね。
集中力って確かに鍛えないとダメですよね。普段から聞く習慣が付いていないと、つい違うことを考えてしまいます。
暗記力って天性の才じゃないんですか?
暗記力は鍛えればグンと上がりますよ。元々記憶力が強いタイプもいますが、ある程度までなら、覚えることを繰り返していれば、覚えられるようになってきます。
そうなんですね。
だから、私は暗記力が弱い、覚えられません!って言っている人は、まだまだ勉強していないなって思います。努力不足ですね。
努力でカバーできる部分が出来ないというのは、それだけ時間を費やしていないってことなんですね。
そうだね。あとは、覚え方が下手な場合もあるので、やり方にも気をつけた方がいいね。
じゃあ、今回は基本的な技術について教えてください!
そうしましょう!
勉強法① 集中力(聞く力)
みなさんは集中力がちゃんとありますか?集中力は人によって異なります。学生時代に鍛えていた人は大人になっても集中力があるでしょう。そうで無かった人は、集中力が無くて・・・という風に言い訳している大人が結構います。
集中力って言うのは元々備わった能力で発展しないものではありません。必ず鍛えれば発展します。しかし、その鍛えるチャンス、伸びるチャンスというのは学生時代が中心です。大人になってからも伸ばせますが、伸び率が遅くなってしまうので、やはり学生時代に鍛えておいた方が良いです。特に中高校生の時は、最もチャンスだといえるでしょう。
集中力がある、なしという自覚とは別に、皆さんは興味のあることやちょっとしたことに集中して時間を忘れてしまうことはありませんか?掃除を始めたら、ついつい気になるところがあって、思ったよりも時間が掛かったとか、ゲームをしたら数時間経っていたとか、そういう場面で集中力があると実感できると思います。
集中力は何かに集中する力です。中高生のうちは問題を解く時に集中力が必要ですが、最も必要になるのは「授業を聞くときの集中力」です。私はこれを「聞く力」と呼んでいます。聞く力が強い人と弱い人では、普段の授業を受けているだけで相当の差が開いてしまいます。
よく友達と得点を競い合っている人がいます。彼らを見ていると、接戦している場合もありますが、多くは、同じようなテスト結果と同じような点数差になっている人が多いです。そして、それは回を重ねるごとに点数差が開いていくのです。徐々に開いていくので、気づいたときには大きな差になっていることが多いのです。
聞く力の鍛え方は、「普段の授業から聞く力を意識して話を聞く」ということです。聞く力が鍛えられてくると、話を集中して聞くタイミングと力を抜くタイミングが分かってきます。いくら聞く力を鍛えたとしても1時間以上も聞くことに集中するのは難しいので、集中力のOnとOffを切り替えることが大切です。その切り替えの早さ、タイミングを身につけることが大切です。
また、聞く力が弱いと、メモをしながら聞くことが出来ません。もちろん、他の作業をしながら話を聞くと、耳から入ってくる情報が薄くなりますが、聞く力が弱いと、メモしている最中に話している内容が丸々抜け落ちることになります。
聞く力がレベルアップすると、メモをしている最中に話していることに気を向けることができるので、さらに重要なことが出てきたら、そちらのメモに移行できます。それが終わってから、さっきのメモの続きを書くといった方法が可能になります。こうなってくると、話のスピードが速くとも付いていけるようになります。
聞く力を鍛えておくことは、学校生活や今後の社会生活でも役に立ちます。「聞く力」というのは、ただ話を聞くだけで無く、「要約する力」と合わせて鍛えると非常に有効になります。この二つが揃うと、相手の言いたいことをいち早く理解出来ます。さらには、覚える内容も話し全体では無くなるので、覚えておくことができやすくなるのです。
鍛えられるととっても役に立つ能力です。ほぼ毎日のように鍛えるチャンスがあるので、学生のうちに鍛えておきましょうね。ちなみに、マジマナの国語の授業では、聞く力を鍛えるトレーニングを取り入れています。一切黒板を書かず、話した内容を書き留める練習です。聞いて、書く、これを繰り返します。一定期間トレーニングすると、他の授業でも聞き取れるようになったと言われるメニューです。「スーパーリスニング」というネーミングでやっています。日本語ですが、リスニングです。もし機会があれば受けてみてください。
スーパーリスニングは、最初は不人気ですが、終わる頃には人気のメニューになるんですよね。1年生で鍛えられた人たちはその後の伸び率が上がるって言われていますよね。
勉強法② 暗記力
中高生の時によく言われる言葉があります。「私は暗記タイプだから」「私は理解するタイプだから」と。覚えるのが得意なタイプと、公式などを使って問題を解くのが得意(どういう原理か理解するのが得意)なタイプと分けられることがあります。
高校生の時は特に何も思わずに使っていました。私は後者でした。理解するのが得意なタイプで覚えるのが苦手でした。というか、今思えば、この二つの分け方を理由にして、覚えることを避けていました。読解問題系は出来るのに、文法などの知識系ができない状態でした。
理解することで、覚えるものをカバーできないかと努力してみましたが、なかなか難しかったです。古文の定期テストでは90点を切ったことが無かったので、受験勉強はしていませんでしたが、古文単語は覚えた方が良いと言われて、試しに覚えてみることにしました。10個覚えるのに1時間かかりました。これは壊滅的だと思いました。覚える才能は無いなと思っていました。
しかし、古文は文章の流れから単語や意味を覚えていたので、それほど問題にはなりませんでしたが、英単語は覚えないと問題があります。古文の文章は登場する可能性のある文章は限られていますから、どんどん読みこなしていけば、同じ単語や文脈に当たることは結構ありますが、英語ではなかなかありません。
英単語はどうしても覚えないといけないので、暗記をする必要がありました。1600語。これを10語1時間のペースでやるとしたら・・・・・・とてもじゃないけど現実的ではありません。どうしても暗記力が必要です。
そこで、語呂合わせを取り入れました。ゴロを使って記憶の取っ掛かりをつけることで覚えやすさが変わりました。邪道かと思っていましたが、記憶の取っ掛かりを作ることで覚えやすくなることが分かりました。
そこから、覚え方が変わりました。単語と意味を一対一の関係性で覚えると非常に覚えにくいので、語呂合わせのように取っ掛かりをつければいいのだと。そうすれば記憶は引き出しやすくなります。(これは後の勉強法を調べたときにも書かれていました)
ということで、知識を集めてストーリーを導いて覚えたり、イメージとひっつけて覚えたりと工夫を加えました。とにかく覚えることに時間を割いて覚えていくと、暗記力が鍛えられていきました。
そうこうしているうちに、暗記力が高まり、ある程度のものであればそのままでも覚えられるようになってきました。理解力は元々あると思っていたので、知識が増えれば得点が一気に倍増しました。これは知識に基づいた正確な理解ができるようになったからです。
このようにして、暗記が駄目なタイプでしたが、避けては通れない道だったので、トレーニングすることでできるようになりました。
これが私の暗記力の話です。私はサイトではあまり自分の話を出していませんでしたが、勉強法を調べていく上で、私の経験が有効とされている方法と重なる部分が多かったので、紹介しても良いかなと思っていました。
暗記力は誰にでも鍛えられます。もちろん、成長スピードは人によって変わります。私は暗記力が強くなったなと思うまでに半年ほどかかりました。速い人ならもっと早く感じられると思います。ぜひ挑戦してみてください。
暗記は記憶の取っ掛かりを作るのがいいんですね。そのままは力業なんですね。
さいごに
さて、今回は「集中力(聞く力)」と「暗記力」を挙げてみました。他にも必要な力があるとは思いますが、学校生活やその後の生活を考えたときに必要になる力はこの二つかなと思います。
特に、これらは教科に関係なく必要な力です。どの教科にも必要になるので、文系や理系の選択をしようが、その先就職しようが、必要になってくる力です。これらの力を鍛えておいて、意識せずとも使えるようになれば、いろいろなことが楽になります。
逆にこれらの力が弱いと、世間は大変になります。様々なことに時間や労力が人一倍必要になってしまいます。そうならないためにも早いうちに鍛えておいて損は無いでしょう。そして、そのチャンスは中高生の間だと思います。
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