中学校の中間層の勉強方法!
中学校の中間層の勉強方法
中学校の秀才と勉強が出来ない層の話を聞きましたが、残りの中間層ってどういう人たちなんですか?
そうだよね。大半は中間層になるよね。そういう人たちの傾向ってのはあるよね。
中間にいられたらいいって言う人にとれば、ぜひ知りたいところだと思うんです!
だけど、中間層ってなかなか狙ってなれるものでもないんですよね。
学校のレベルによって中間層のレベルも変わりますよね。
その通りなんだ。秀才の数が少ないと、他の学校では中間層でも上位層になってしまうし、逆に秀才が多いと、頑張っても中間層になってしまうかもしれない。
狙ってなるのは難しいんですね。
そうなんだ。だけど、中間層に多い勉強方法は確かにあるよ。今回はあと一歩頑張れば上位層に近づけるのにもったいないポイントに絞って話してみよう。
話を聞いていない時間がこまぎれにある!?
人の集中力には限界があります。だから、授業で話を聞いていても集中力が切れてしまいます。そのため、授業を受ける時は、無意識に集中のスイッチを「オン・オフ」して聞いています。
そのため、50分をずっと集中して聞くことは出来ません。だから、話を聞いていない時間があるのは当然だと考えてしまいます。しかし、話す側も50分ずっと話し続けることは不可能です。だから、どこかで話が切れるタイミングがあります。黒板を書いたり、誰かを指名して答えさせたりといった時間です。
どこかで集中力を切って、スイッチを入れ直すタイミングが必ずあります。そういうタイミングでオン・オフ出来ている人は、話を聞き漏らすことがありません。これによって、授業での集中力を保つことが出来るのです。
中間層の生徒に多いのは、この集中力のオン・オフが下手な人が多いです。集中をずっとしていないわけではなくて、集中している時と集中していない時が、話の途中でランダムに表れるのです。
このことにより、説明を「聞いていた部分」と「聞いていない部分」が生まれます。そして、聞いていない部分を「前後の聞いていた部分から推測して話を埋める」ことが無意識に行われます。
この推測が合っていればいいのですが、合っていないことが多いのです。ノートもそうです。板書を写していても話を聞いていない、もしくは写すのが止まっている時間があって、慌てて写してしまい、何のことか分からないままとなることになるのです。
集中力がこまぎれになることで、説明もしていないことが途中に付け加えられて勘違いが起こり始めるのです。
推測による思い込みが生じているんですね。本人はそう思い込んでいるから、どうして間違いなのか分からずじまいになりますね。
定期テスト対策も不十分!?
中間層は定期テスト対策も不十分です。全くしないわけでは無いが、完成することもないといった感じです。
まず、話を聞き漏らしていたり、勘違いしていたりことがあるので、手元の情報だけでは埋め尽くせません。それに加え、中間層のレベルだと危機的状況もないので、本人も周囲も危機感を持っていません。だから、方法に問題があるなどとは思わないのです。
そして、肝心の勉強は、確かに定期テストの範囲から始めるのですが、時期が遅いことが多いです。そのため、最後まで完成しません。また、勉強方法も確立していないことが多く、テストごとにどうやって勉強するかいつも悩んでしまい、ただぼんやりとノートを見直すことが多いのです。
当然ですが、ノートも不完全なので、見直して頭に入れても上手くいかないわけですね。本来なら、知識が正確に入っていれば、ノートでも高得点が期待できるはずですが、元の資料が完成していません。さらには勉強まで不十分になるので、「分かったところだけ得点できる」という状態が生まれてしまいます。
こうして、本来なら80点以上取れそうな感じでも、60点くらいに落ち着いてしまうのです。
テスト終了後復習をしていれば、中間層でもある程度の偏差値を手にしますが、何もしていないとガクッと落ちてしまいます。しかし、学校の定期テストでは得点できているので、周囲も本人も危機感を抱かないのです。中間層の危ないところは、この危機感に気づけないところにあると言えるでしょう。
危機感の無きことが危機って迷言ですね。「無知の知」みたいなものですね。
さいごに
中学校の学習において成績が中間層の話をしました。100点狙って80点はよくあるのですが、60点を狙っていくのは難しいのです。適度に間違え、適度に正解するというのは狙って出来るものではなく、いろいろな面で不十分だから起こる現象なのです。
そのため、中間層の勉強方法は、危機が待っていると気づいて改める必要があります。というよりも、改めることで一気に改善が見込めます。長年癖付いたものだと時間が掛かるかもしれませんが、改めることは必ず出来るはずなので、自分の方法を見直してみるといいでしょう。